就労困難者の雇用施設開設、シニア世代支援も 沼津
静岡新聞社10月7日記事参照
アイエスエフネットが就労困難者雇用の複合施設として
活用するビル沼津市中心部に18日、就労が困難な人たちの
雇用を目的とした複合施設がオープンする。
「要支援」のシニア世代の体力を高め、就労につなげる
試みも計画。
障害者など就労困難者の雇用を積極的に進めるIT関連
企業のアイエスエフネット(東京都港区)が開設する。
複合施設は同市西条町にあるビルの2~6階部分。有機
野菜を食材にした料理を中心に提供するビュッフェ形式の
レストランやデイサービス、専門家を迎えたトレーニング
ジム、コールセンターなどを設ける。
従業員として約100人の障害者らの雇用を計画している。
今後は市内の商店街の空き店舗を活用して、携帯販売店や
クリーニング店、コンビニ店などを出店し、障害者の雇用の
場を増やしていく。
高齢者に対しては「要支援1、2」の軽度者向けのデイ
サービスを用意する。
スポーツジムの利用を通して、要介護状態への移行を防ぎ、
高齢者の自立支援にもつなげていく。
障害者とともに高齢者の雇用も支援し、障害者や高齢者が
生活するグループホームの建設も検討している。
同社グループでは従業員3千人のうち千人は、障害者や
引きこもり、ニートなどの就労困難者。
東日本大震災で被災した東北をはじめ、全国各地で自治体と
連携した障害者の就労支援を手掛け、川崎市では生活保護受給
者を対象にした雇用も実施している。
渡辺社長は「沼津で、次世代が安心して生活できるような
地域社会の形成を演出していく」と話している。
【コメント】
障害者だけでなく、高齢者も含め働く場、元気になる場所
作りを複合的に行うことは画期的だと思います。
こういった施設はコストもかかるため、おいそれと出来るもの
ではありませんが、夢が膨らむ施設になりそうですね。