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プロデュース会社代表中道諒のブログ

ブライダルプロデュース会社の代表。
夢、仕事、家族・・・、大切なものを求めて陽のあたる場所を探す人生の旅とそこに流れる優しい時間。

檸檬 / 梶井基次郎

古書店で、
かわいい装丁の「檸檬」を見つけた。

その店には珍しい檸檬が出ていたのだ

まさに、そんな感じだ。

僕の実家は両親が喫茶店を経営していた。
その喫茶店の名前が檸檬。

だから僕にとって檸檬という名は身体の一部なんだ。

そんな理由で、
梶井基次郎の檸檬は僕の愛読書になった。

僕の好きなくだりは、

いったい私はあの檸檬が好きだ。
レモンエロウの絵具をチューブから
搾り出して固めたようなあの単純な色も、
それからあの丈の詰まった紡錘形の恰好も。

僕の本棚の -その城壁の頂きに- 
さっき買ったばかりの檸檬を並べる。

そして、それは上できだった。


東京チェックイン / 石塚真一

「ブルージャイアント」に虜になり、
石塚真一ファンになった。

「岳」を読まなきゃと思いながら読めずにいると、
アマゾンで「東京チェックイン」を発見。

すぐに購入した。

家に届いて開封した瞬間、気分が高揚した。
濃紺の装丁がステキで紙質もとても良かったから。

コミックスは本棚に並べて眺めるのも楽しみのひとつ。
だから、装丁や紙質にはこだわるんだ。

読み始めると、そこは石塚ワールド。

僕が一番気に入ったのは、
ラストに収録されてた「This First Step」

石塚真一さんの処女作らしい。

ハゲのおっちゃんがジャズピアノを弾くシーンには、
グッときたなぁ。

ブルージャイアントの沢辺雪祈と遜色無し。

その直後、彼女が彼からの誘いを断るところには、
全力で共感した。

生き方のひとつのお手本のように感じて、
いい本買って良かったと思った。




森山大道 路上スナップのススメ (光文社新書)

街撮りが趣味の僕にとって、「路上スナップのススメ」なるタイトルは見過ごせない。

大道さんだから、内容はあらかじめ予想できるけど、それでも買ってしまう男の性・・・。

で、案の定、森山大道なのである。



大道さんはリコーGRを使ってる事で有名だけど、コンデジを持つ事でカラーからモノクロに変換する時の払拭しがたい気持ちのようなものが読んでて面白かったかな。

「色のあるものが色付きで写ってしまうから、自分が気がつかない内に、カラーのイメージに引きずられてやしないか。」

この本ではカラーの写真もそこそこ。


パチンコ屋さんてのが大道さんぽい。

そして「国道」というタイトルで、ひとつの道を移動していく道中で起こる出来事を撮っている。
ビートルズの「マジカルミステリーツアー」のような感じ。

結局のところ大道さんて、そのときどきの瞬間が好きなんだね。


素人モデルを使ったポートレート写真が全盛の今、大道さんのようなスナップ写真はもはや古典だろう。

でもそんな時代だからこそ、
インスタの渦の中に大道さんのような写真を発見した時は、思わず見入ってしまう。

そして、それでこそスナップ写真だぁ!と、唸ってしまうんだ。

否定しながらも逆らえない・・・
” カメラ好きあるある ” なのかもしれないな。

人生讃歌 / 能條純一

思わずタイトル買い。

装丁も好きだな。
漫画というよりは小説ぽくてイイ。

能條純一さんのことは「昭和天皇物語」で知った。

描写やストーリーの作り方がいいなぁと。

だから本屋で能條純一という名前を見たとき、
嬉しくて、すぐに買ってしまった。

早速読んだ一つ目の短編「ラブストーリー」

これは良かった。

人生の悔いを見事なうっちゃりに仕上げている。
タイムスリップものは好きだから余計に感動したかな。

特に最後のセリフにはしびれたなぁ。

グッときた。

虫と歌 / 市川春子

独特な装丁が目についた。

何かファンタジーな世界。
たまにはこういうのも読んでみようかな。

興味本位で買ったその本は、
内容も独特すぎて市川春子初心者には敷居が高く感じた。

「星の恋人」「ヴァイオライト」と読み進め、
ようやくその不思議な世界を歩けるようになってきた。

そこで出会ったのが「日下兄妹」

タンスのねじあてが人になるとは思わなかったけど、
もう僕は驚かない。大丈夫。

最後はヒナが肩のパーツになった。
でもユキテルは野球ではなく天文学をやりたい、と。

そしてそれを聞いたおばさんから、
早く言え!と怒られる。

読んでて、心地いい瞬間だった。