先日、や~っとの事で「事業復活支援金」の入金があった。
 
手続き開始から2ヶ月弱という、結構長い時間が掛かった。
 
という訳で、その道のりをざっと書いてみたいと思う。
 
 
まず、「事業復活支援金」なるモノが世に知らされたのが去年の11月くらいだったかな?
 
で、一応まだ借金返済のために自身の会社を存続しているのだが、一応は微々たるモノながらも(笑)売上がある。
 
が、これまでの支援金等は、諸条件で残念ながら全て該当せず…
 
が、今回のは、最近みるみる売上が減少していく弊社(笑)でもなんとか該当しそうだったので、詳細を待つ事に。
 
で、1月になって詳細が出て、1月の末から申請開始となった。
 
内容をざっくり言うと、基準期間(過去)と対象期間(直近)の売上を比較し、コロナの影響で30%以上減少していれば、定められた計算方法によって算出された金額が支援されるといった感じ。
 
↓以下参照↓
事業復活支援金
 
ホントに微々たる売上しかないんで、頂けそうな金額も全然大した事は無いのだが、まあ、わずかでも頂ければめちゃめちゃ助かるんで、チャレンジしてみる事にした。
 
が、対象期間が去年の11月から今年の3月までの売上で、既に11月の売上でも基準月よりかなり減少していて、要件を満たしていたのだが、ホントに毎月売上が減少している状況なので(笑)、3月まで待って最も売上が少ない月を対象月とする事にした。
 
それからは、毎月売上が少ない事を祈るといった、なんだか良くワカラナイ状態だった(笑)
 
そして3月が過ぎ、ワースト月も確定したので(笑)、いよいよ申請を開始する事にした。
 
 
①仮登録
 
まず行うのが仮登録。
 
コレは、まあ、専用のサイトで10分もあれば済んじゃうんで、さして手間ではない。
 
が、その後、困難な道のりが待ち受けている事などこの時は、全く知る由も無かった…(笑)
 
 
②事前確認
 
先日も9億6千万を不正受給してた家族が逮捕されたり指名手配されたりしたが、コロナ関連の支援金等は、これまで不正受給が横行しまくったため、たぶん最後発と思われる今回の支援金は、不正防止として事前に税理士や商工会議所などで必要書類含めて内容を確認してもらい、OKが出て初めて本登録となり、申請手続きが出来る仕組みとなっている。
 
で、必要書類を全て揃えて商工会議所でチェックして頂いたのだが、即全く問題ナシの回答を頂き一安心。
 
で、必要書類のうち、申告書に添付される「法人事業概況説明書」なる書類がある。


コレは、簡単に言うと、法人がどういう事業をして、毎月どれくらい売上、費用があって、利益がどれくらい出て等々を2枚に渡って記入するというモノ。
 
が、弊社は、くどいようだが売上が微々たるモノなのでとても税理士なんぞ使えず、クラウド会計サービスを利用して決算しているのだが、それだと先の「法人事業概況説明書」が自動作成されず、無記入状態となってしまう。
が、面倒なのでそのまま提出し、それがそのまま税務署を通っていたのは事実なんで、その事情を説明したら特に問題ナシとの回答でホッとしたのだが…(前振りね(笑))
 
 
③申請
 
そして、事前確認後に正式IDを発行して頂き、4月初旬に申請を行った。
 
 
④不備の指摘
 
その後、10日くらいして、書類に不備があるとの指摘を受ける。
 
そう、先に前振りした「法人事業概況説明書」についてである(笑)
 
それが無記入のため、売上が確認出来ないという内容で、暗に取り下げなさい的な雰囲気がぷんぷん(笑)
 
仕方なく相談センターへ電話すると、税務署に再提出が出来るか確認して可能なら再提出、若しくは、税理士に売上証明をしてもらうかのどちらかで対応するようにとアドバイスがあった。
 
モチロン、コチラとしては「事前確認時に説明して問題ナシとお墨付きをもらったのに、不備の指摘があるのはオカシイ!」という事は伝えた(笑)
 
が、「相談センターは、あくまで相談を受けるだけであって、審査してる訳では無いので…」と言い訳されてしまったのだが(笑)
 
 
⑤「法人事業概況説明書」再提出からの再申請
 
そして、税務署へ問い合わせたところ、あっさり再提出が可能との事で一安心。
 
早速苦労しながら書類を作成し、2年分の書類を再提出して控に受付印を頂いた。
 
なんでも基本的に税務署は、出されたモノは受理するとの事らしい。
 
ただ、「受理した=税務署お墨付き」という事でも無いらしい。
 
むしろ出した側に受理された瞬間から法的責任が生じますよという事らしい。
 
うーん、ややこしい(笑)
 
そして、無事に再提出した版のデータを添付して再申請を完了した。
 
 
⑥不備の指摘2からの再申請2
 
そしてGWが明けた5月中旬、またしても不備の指摘が来る(笑)
 
今度は、提出した売上表、通帳コピー、請求書から支給要件に適合する事が確認出来ないんで、もっと書類を提出するようにという事であった。
 
売上と入金の証拠を申請時に提出するのは、基準月と対象月の2ヶ月分のみで可なのだが、不備なので5ヶ月分×2=10ヶ月分提出せよという内容。
 
最初に提出する際、請求書を1通添付し、通帳、売上表ともその請求内容に該当する部分をマーカーで印を付ける事になっているのだが、通帳の方を1ヶ所ではなく、両月とも入金のところ全てに印を付けちゃったのが原因かと思われる…(笑)
 
で、まあ、コレは、実はある程度予測はしていた。
 
それに、むしろ10ヶ月分出すのが本来くらいに思ってたので、一応指摘内容には納得する。
 
が、それならば最初の指摘の際に2つ指摘してくれよ!という思いがグッと込み上げてくる。
 
で、再度相談センターに連絡し、指摘事項の対応を確認すると同時に「指摘するなら最初から2つしてくれ!」と軽くクレームを入れるも、またしても「コチラは審査してる訳ではないので…」と軽くいなされる(笑)
 
で、ソッコーで10ヶ月分の書類を用意し、印もキチンと付けて再申請を完了した。
 
 
⑦不備の指摘3からの再申請3
 
すると、数日後、またしても不備の指摘があった。
 
内容は、通帳のコピーのデータに口座名義人が確認出来るページが無いため、受付不可との事。
 
が、それは最初の申請時に提出済のモノなので、さすがにアタマに来て、再度相談センターへ電話。
 
「なんで最初に出したモノをまた出すのか?」とキツめにクレームを入れるも、やはり「コチラは審査ではないので…」との事。
 
なので、「名義人が確認出来るページは、入金記録のページと元々別ページなので、最初のヤツで代用しても同じだろ!」と食い下がったのだが、「指摘の内容に従ってください」との事なので、ぶっちゃけ手間自体は全然大したことないので(笑)、仕方なく引き下がった。
 
にしてもイマイチ納得イカンので、通帳のコピー以外にも入金記録と口座名義人が同時に確認出来るネットバンキングのデータも併せて添付してやって3度目の再申請。
 
が、申請後にネットバンキング分には先の印を付けていない事に気付く(笑)
 
が、通帳コピーの方には付けてあるんで、まあ、大丈夫だろうと納得して再度の連絡を待つ事にした。
 
 
⑧入金手続き中
 
で、連絡を待ってたのだが、一向に連絡が無いんで、申請サイトのマイページを確認すると、ステイタスが「再申請内容確認中」から「入金手続き中」的な表現になっていた!
 
つまり、審査には通って、後は入金を待つのみという事!
 
それからは、毎日毎日メールをチェックしつつ、マイページを確認する日々(笑)
 
が、一週間ほどは、全く動きナシ。
 
まあ、果報は寝て待てって言うんでね(笑)
 
 
⑨入金
 
そして5月も過ぎて6月になった昨日の夜、メールが来たんで見てみると、なんと!先週の金曜日に入金したとの事!
 
確認すると、確かに入金されている。
 
が、月曜も火曜も間違いなくマイページは確認していて、その際は入金手続き中的な表現だったので、たぶん更新してなかったのだろう(笑)
 
5月末が申請の締切だったので(いつの間にか6/17まで延びたらしいが(笑))、たぶん駆け込み申請が多く、対応に追われていたのかと思われる。
 
 
という訳で、4月初旬に申請してから5月末までという、2ヶ月弱に渡る攻防?がやっと終わった。
 
この手の申請ってのは、初めてやったのだが、正直こんなに手間取るとは思ってもみなかった。
 
ぶっちゃけ「事前確認って何だったの?」という思いが今でも非常に強いのだが、同時に事前確認なんてもうかなり過去の事のようにも思えてしまう(笑)
 
 
しかし、かえすがえすも申告をマジメにやってて良かったなと。
 
実は、3年ほど前、再度事業資金を借り入れようかと動いたことがあったのだが(笑)、自分で経理をやるようになってから(めっちゃ苦手分野なのだが…)申告の際に申告書を1通のみ税務署に郵送して控を貰っていなくて、それだと融資出来ないと言われ、税務署に控を出してくれとお願いに行ったのだが、過去の申告書を開示するのは、とてつもなく大変なので諦めてくれ的な事を言われてしまった事がある…(笑)
 
なので、その次の申告からは、キチンと控を貰うようにしていたので、今回はめっちゃ助かった!
 
毎年毎年利益も無いのに法人住民税を7万円も納めてたしね(笑)
 
という訳で、事業もなんとか立て直したいなと。
 
なんか良いアイデア降って来ないかな?(笑)