さて、キッチンカー計画アゲイン。
先日のブログの要点を挙げると概ねこんな感じ。
・家の近くの多摩川土手近辺で土日のウォーキング&サイクリングの人向けにキッチンカーを営業する
・ワンハンドメニューとして歩きながらでも食べられるモノとする
・目指すは第二の「チーズハットグ」
・アルコールの併売も行う
・チェアを無料で貸し出してチェアリングしてもらう事も一考
とまあ、えらいざっくりとした計画なのだが、世の中それくらいの方がイイ場合もある(笑)
で、早速色々とメニューを考えていたのだが、自分がキッチンカーでやるとなると、大前提としてお金をあまり掛けられないので(笑)、ワンボックスタイプの軽を利用して出来るだけ簡易に提供出来るモノという事になる。
また、元々考えていた煮込み系のメニューはワンハンドメニューにはなりづらい。
と、そんなこんな考えていたら、ふと、立川の名物なんかを使ったご当地グルメ的なメニューなんかはどうだろうか?と閃いた。
一応、立川の名物と言えば、「うど」と「ブルーベリー」という事になる。
で、アルコールも提供したいのと、超絶苦手なスイーツ系になりやすいブルーベリーは、まず除外。
となると「うど」となるのだが、ココでまたはたと閃いたというか、アイデアが天から降りてきた(笑)
「ホット・うどック」というメニュー名にして、「うどを使ったホット・ドッグ」にしたらどうだろう?かと(笑)
そして、そのアイデアにすっかり酔いしれてしまい(笑)、ガチで上手く行けば市や農協や観光協会とタイアップして町おこしになって、ビッグビジネスに結びつくかも知れんなどと妄想が膨らむ膨らむ(笑)
チーズハットグほどの商品としてのヒットは望めないにしても、顧客相手というよりは、周辺事業者を巻き込むというのは、自分的には案外盲点だったしね。
で、か~なりベタだが、「ホット・ドッグ」は、ある意味ワンハンドメニューの王道とも言える。
実際に遊園地で自らメニュー開発して売った事もあるのだが、爆発的に売れるほどでは無かったが、春先なんかには結構良く売れた実績もある。
が、キチンと提供するというか、凝りだすと意外に深みにハマりやすいメニューだし、原価との見合いが難しくなってくる。
が、そこを「うどを使う」という変化球的な攻め方にする事で、ある程度品質的な部分は目をつぶってもらえるようになる(笑)
だが、そもそも「うど」という食べ物自体、立川に越してきた今から20年ほど前に、中華料理五十番の「うどラーメン」を食べたくらいで、ほぼパッとイメージ出来ないのが正直なところ(笑)
なんとなく覚えてる感じは、「水分が多くてシャキシャキしていて少し苦みがある」くらい。
となれば、とにかく一度買ってみて試作、試食してみるしかないという事になる。
という訳で、先日「みのーれ」まで行って立川うどを入手してきた次第。
なんか最近「外食記録」が多すぎて、ネタ系の更新を現実が追い越しちゃってたのよね…(笑)
で、ホット・ドッグならばとまず考えたのは、デリバリー専門店計画でメインに考えていた鶏むね挽肉のメニューをソース代わりにするという案。
具体的には、
・キーマカレー
・チリビーンズ
・ガパオ
の3種。
となると、まず、そのソースにうどを刻んで入れるというのが手っ取り早いという事になる。
また、ホット・ドッグと言えば「ピクルス」が思い浮かぶので、うどをピクルスにしてみたらどうか?と考えた。
また、アルコールも売る事を考えた際に、酢が主体となるピクルス液を使ったチューハイはどうか?とも考えた。
そこで、まず、以下の3種の「うどピクルス」を作ってみた。
・ピクリングスパイスを使ったオーソドックスなピクルス
・甘酢に鰹だしを足した和風ピクルス
・梅酢と甘酢をブレンドした梅酢ピクルス
そして、うどの根元の方をみじんぎりにして、先日おかず作り置きで作って、自分の弁当用に冷凍しておいたキーマカレー、新たに30分で作った(笑)チリビーンズ&ガパオにそれぞれ入れてみた。
で、先日、チェアリングも兼ねて屋外独り試食会を開いてきた次第なのである(笑)
ベースとなるホット・ドッグは、フランスパンタイプのドッグパンにハーブソーセージを使い、ソーセージと岩下の新生姜大に切った3種のうどピクルスを挟んだモノ。
で、プレーンは、そこにフライドオニオンを掛けて、ケチャップとマスタードを掛ける。
鶏むね挽肉ソースを掛けるトッピング系については、フライドオニオンは省略する。
更にチーズソースのトッピングも可能とするといった感じ。
で、早速プレーンから試食したのだが…
うどの存在感超薄っ!!!(笑)
って、まあ、ピクルスの試食をした時点で概ね予想はついていたのだが(笑)、そもそもうど自体にほとんど味が無いので、なんか酸っぱいシャキシャキしたモノが挟んであるぞ?ってくらいにしか思わない(笑)
強いて言えば、ノーマルなピクリングスパイスで漬けたヤツならそれなりには存在感がある。
そして、鶏むね挽肉ソースの試食だが…
3種ともホットドッグと非常に良く合い、ホットドッグとしてはめっちゃ旨いのだが、ソースに入れたうどの存在感がピクルス以上に感じられない(笑)
一応、途中業務用スーパーのアミカでゲットしたケンコーマヨネーズのチーズソースを掛けてみたら、うどは別として普通に超旨い(笑)
なので、ホットドッグとしては一応正解のようで、一安心。
あと、うど梅酢漬けの酢を使ったチューハイ「(仮称)うど酢サワー」という事で、後のオペレーションまで考慮してカインズのストロングドライに酢を入れてみたのだが、コレは見た目もイイし、普通に旨いし、酒なのになんかめっちゃヘルシーな感じがする(笑)
って、コレって単なる「バイスサワー」じゃねーの?(笑)
モチロンうどの存在感は全くナシ(笑)
という訳で、試作第一弾は、見事大失敗に終わったのであった(笑)
というか、なぜ今まで町おこし的なうどを使ったメニューが少ないのか良~く分かった気がしたな。
非常にメインにフューチャーしづらいのよね。
が、この失敗で方向性というか改善点が見えた事は見えた。
まず、ピクルスに関しては、ホット・ドッグ用ならば、ピクリングスパイスを使ったノーマルピクルス1本に絞る。
そして、うど梅酢サワーも方向性は間違っていないので、サワー用にうど梅酢ピクルスも継続して味を研究すると。
鶏むね挽肉ソースには、うどを入れない事で決定(笑)
で、結局のところ、うどの最大の特徴は、そのシャキシャキな食感にあるので、もうそこに特化する。
その方策として、もっとうどに存在感を持たせるため、2種のピクルスをドッグパンと同じか更に長くして、ホット・ドッグにはソーセージと一緒にそのまま挟み、サワーはマドラー兼つまみになるようにするというのが試作第二弾に向けた方向性である。
うどの特性として「長い」というのがあるので、それも活かすという方針。
ホットドッグやサワーのカップからニョッキリとうどがはみ出してたらインパクトもあるし、もしかしたら「映え」るかもしれないし(笑)
が、それで味に関してダメなら、そもそもうどとソーセージという組み合わせに無理があると思われる(笑)
ネーミング先行しちゃった感がありありなのだが(笑)、早々にそこにメスを入れるという荒療治も必要かと。
ソーセージを挟まなくてもドッグパンを使えば「ドッグ」と名乗っても不自然ではないので、「立川うどック」として、「ドッグパン+うどピクルス」を基本として色んな具を挟んでもイイのかもしれない。
となると、サンドイッチの世界になってくるんで、「立川サうどイッチ」でもオモシロいかもしれない。
が、こうなると単なるダジャレ選手権になっちゃうな(笑)
が、調べてみたら数年前に中野で東京うどのイベントをやって、そこでサンドイッチなど出していたらしい。
が、たぶん定着するほどの効果は無かったモノと推測されるのだが…
とりあえず当面やる事は、試作したピクルスとパンとソーセージの残り分の消費だな(笑)