という訳で、このブログで始めた週末男料理日記も300回を迎えたので、ざっとコレまでを振り返ってみる。


 
そもそも家族用の作り置き料理を始めたのは今から遡る事7年ちょっと前の2017年4月から。
子供が中学生に上がって給食から弁当になりヨメの料理の手間が増えるので、その軽減策として「平日の夕食のメインのおかずを作り置きするように」との指令が出た(笑)のが始まり。
 
自分としても事業2つの失敗を経て派遣社員になったが、借金返済で家にあまり生活費を入れられない状況だったので、家事の分担が増えるのはむしろ有難い状況だった(それ以外の家事は、平日朝の床掃除と土日の床、風呂、トイレ掃除と夕食後の洗い物。って結構やってるな…(笑))。
料理も好きだし、派遣も1年経過して慣れてきて飲食店熱が再燃し(笑)海鮮居酒屋のバイトも始めたとこだし、二つ返事で請け負った。
 
で、最初は2品を多めに作り、それを平日5日で分けてというパターンだった。
当時はマイキッチンが無く、日曜日の夕食の洗い物を終えてから作ってたので結構大変だった。
 
また、食材費は自己負担だったので、出来るだけ節約して2品で1,000円を目安に作っていたのであった。


 
 
それから1年経過してからは、マイキッチンが完成した事もあり、今まで配達の弁当だった職場の昼飯を節約のために弁当にすべくそのおかずを作ったり、チェアリングも始めたのでそのためのつまみを作ったりで、多い時で8品ほど作っており、この「週末男料理日記」を始めたのが2018年8月から。
 
ちなみに週末の作り置き料理を始めた時から全てのメニューを記録しており、そこからだと300回にプラス約80回ほどの約380回となる。


 
 
で、それをしばらく続けた2020年3月、世の中でコロナの雲行きが怪しくなってきた頃に5日分で2品だと少ないし、どうせ色々料理するならと、作り置き分を2品から4,5品に増やす事にした。
 
更に緊急事態宣言発令後にヨメの出勤日数がほぼ平時に戻ってきた中、テレワーク中心で週2くらいしか出勤しない俺を見かねてか、遂に「平日夕食のおかず全品と弁当のおかず全品を作り置きするように」という指令が出たのであった…(笑)
 
だが、品数は既にそれくらい作っており、さして負担が増える訳でもないし、何より「食材費は家計持ち」との事だったので、コレも快諾したのであった。
 
メニュー構成としては、メインが肉、魚介系で5品、野菜中心のサブメニューが5品の計10品で、ヨメとの食材費の取り決めは5,000円だった。


 
 
ところがそれが2週ほど続いた後、ヨメから更に「土日分も含めて全ての料理を作って欲しい」との要望があったのだが、さすがにそれだと週末がほぼ料理で終わる事になり、更にボリューム的には余裕で50~60人分以上は作ってたので、余剰分を土日にも回すように提案すると同時に更にヨメの負担を減らすために「味噌汁も作る」という条件にてなんとか回避したのであった(笑)



それからは土日に10品、味噌汁を週2,3回作っていたのだが、1年後の2021年7月からメイン5品、サブ6品の11品に増やすと決めた。
 
この頃は、とにかく「時短」を念頭に、最盛期?で5時間前後掛かっていた料理時間の見直しを行い、マックスで11品1時間50分にまで時短に成功した。



 
そしてそれを2年弱続けた2023年3月、子供の大学1年が終わる頃、弁当も毎日じゃないし晩飯も毎日家で食べる訳でもないからと、遂に「平日夕食のみ」という事になり、開始当初と同じく食材費は自己負担で2品程度でも良いというヨメの意向だった。
 
しかし、せっかく10品以上作るのを継続してたし、次期開業への良い修行にもなっていたので、品数は従来のメインメニュー通り5品とし、味噌汁も継続するという条件となった。
 
そしてサブメニューは自分のみの夕食分として5品とし、修行の一環として「だし巻き玉子」と漬物1品は必ず作るというマイルールを定めて現在に至るのであった。


 
 
作り置きもさすがに7年以上も続けてるとメニューにも変化があった。
 
開始当初はとりあえず作れるメニューを作っていればなんとかなると思っていたのだが、3ヶ月も続けるとマンネリ化が顕著となった。
家族からは特にそういった声は無かったのだが、店をやっていた時と同じで勝手にレパートリーが少ない事で悩むようになり、ネットで人のレシピを見ては落ち込んだりもした(笑)
そしてなるべく過去に作った事のない食材の組み合わせに腐心するようになり、毎回かなり大変な時期もあった。
 
ところがある時、「子供が肉なら肉、魚なら魚といった素材そのものの料理の方が良い」と言っているとヨメに聞き、そこから結構気が楽になった。
 
また、禁止食材や揚げ物禁止などもあってそれも結構負担になったのだが、夕食のみとなった1年ちょい前からそれもほぼ無くなり、今はほぼストレス無しでメニューを決めている。


 
 
そして継続した中で一番の成果は、間違いなく味付けが格段に上達した事。
 
自分の好みの味にしてるというのもあるが(笑)、同じ料理ならほぼ自分の方が旨いと思えるようになった。
調理技術はまだまだ未熟だと自覚しているが、味付けだけはホント自信になった。


 
 
更にコロナによっての日本の居酒屋文化の変化もあり、現在は次期開業では「飲める食堂」をやろうかと思うようになった。
 
都心は良く知らんが、少なくとも立川では明らかに夜の居酒屋利用者が減っている。
そのあおりで土日を昼飲み可能とする店も続出しているが、居酒屋が軸だとやはり以前のような事業計画も立てられないと思う次第。
 
更に「オモウマイ店」にかなり影響を受けたというのもある。
やはり安くて量が多いというのはいつの世も支持を受けやすいというのは紛れもない事実かと思う。
 
次期開業は生活を掛けてまでとは考えておらず、年金をもらいながらとも考えており(笑)、ワンオペでならある程度の事は出来るのではないか?と思っている。
作ってきた料理もつまみ系よりおかず系の方が圧倒的に多いし。
 
また、年齢的にも昼に軸がある方が楽だしね。0時に寝て7時起きというのをベースにした営業形態にしようかと。
 


 
という訳で、少なくとも子供が社会に出るまでのあと3年は作り置き料理が続くと思うが、2年を切ったらある程度、店で出す候補メニューを決めてレシピ化しようかと思案中である。
それまでは今のように作りたいモノを自由に作ろうかと思っている。
 
という訳で500回までは行かないが、400回は超えると思うのでまだまだ頑張ろうかと。


 
 
とにかく最近は、一度は解決したハズの「時間が掛かり過ぎる」というのが課題なので、まずその改善に着手したいと思う次第(明らかに昼酒が原因なのだが…(笑))。
 
という訳でまだまだ頑張るぞ!