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「クレジットカードの知識 」
著者：水上 宏明
【帯情報】
本格的カード社会の基礎知識
進化する情報、業態の流れから、自己破産、カード犯罪などの
問題点までやさしく解説。
【著書レビュー】
インターネットによる物やサービスの購入を支えているのが
クレジットカードである。
ぼくの場合、書籍、航空機やホテルの予約、
海外旅行保険の登録など様々ものをクレジットカード決済している。
もちろん、
最も利用が多いと書かれていた飲食店の支払いにも利用している。
クレジットカードは、
それまでも現金決済を行ってこなかったアメリカで約100年前生まれた。
小切手決済が進化してできあがったのがクレジットカードである。
現在のアメリカの決済状況は、現金が32%、
デビットカード（預金残高にアクセスし即時全額払いする）が31%、
クレジットカードが21%、小切手が15%である。
日本では、1961年に「日本ダイナースクラブ」が最初に
クレジットカード事業を始めた。
現金主義だった日本も、
時代が進むにつれてクレジットカードの利用が進むようになり
取扱高が増えた。
その要因として、
ポイントサービスと先ほど述べたインターネットの普及があげられる。
しかし、最近では、
クレジットカード会社の営業収益に変化が見られるようになった。
加盟店・信販信用からの手数料や年会費と言った
本来の項目の割合が目減りし、
消費者金融業務による収益が増えている（2005年度は55.9%）。
これは、金融に関する法律の改正などが影響している。
また、SuicaやEdyなどの電子マネーの利用が増えていることも、
クレジットカードの利用に影響を与える可能性があることを示唆している。
筆者は、今後もクレジットカード利用が安定して続くためにも、
消費者や企業、行政が真剣に考えるように促して本書を締めくくっている。
なかなか十分には理解できなかったことも多いけど、
社会の仕組みの一つについて知ることができたことは有効だったし、
そのことを踏まえてクレジットカードをうまく使っていきたいと思った。
≪"今日のみやくん"さまｂlogより引用≫
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