そんなことはどーでもよくて、日曜日のレースについて一通りかっぱ情報を聞きかせてもらった後、モトレボの現状が話題になったのです。それに、オッキー からはモトレボ敵前逃亡なんて言われちゃってるので、レポート代りにボクのサンデーレース観なんぞを少し。
まずボクが走っているマスターズ系のクラス。ある程度の経験者ばっかりなので、サンデーレースのコンセプトやマナー、またリスクについてもコンセンサスがとれているんじゃないかな。サンデーレースを盛り上げようと腐心されている方も沢山いらっしゃるし。
ボク個人としては表彰台が遠いなーなんて思っちゃうけど、国際ライダーや選手権経験者も多いので、一緒のクラスを走れるだけでもありがたいのです。そんなことより、国際レベルのライダーならば珍しいマシンや凝ったカスタムなどで、鑑賞に耐えうるレースを意識してほしい。雑誌やブログで紹介され、新しいエントラントへの呼び水になるようなサービス精神が欲しいところ。
そして注力すべきは底辺拡大への施策。たとえば無印MT。ドゥカティカップ等でツインレースの間口は広がっているのかと思いきや、MTとなるとエントラントは激減。でも、これ分かる気がする。一気にマジレースな雰囲気に思えちゃうもんね。ボクもS4でMTに参戦した初っ端のレースは、あまりの速さの違いにゲッソリだったもの。プライドもバッサリいかれちゃうし。そういう意味では、タイム別オープンクラスが盛況なのも納得できる。
で、思った。そこらへんのプライドが問題なんじゃなかろうかと。意識の問題っつーか、雰囲気作りっつーか。
競技である以上、結果が最大関心事なんだけど、気にし過ぎちゃうとよくない。結果以外にも楽しめる要素があるからこそ、選手権等のマジレースとサンデーレースは区別されるわけなんで。例えば、手塩にかけたバイクをグリッドに並び付ける喜びとか、精一杯集中した達成感とか、遠方の仲間に会える楽しみとか。
もちろん一番の関心事であるレース結果には、大いに嬉しがったり悔しがったりすべきで、周りも結果を出したライダーを大いに称賛し、結果を出せなかったライダーの言い訳をニヤニヤしながら聞いてあげる。そしてそれらをゲラゲラ笑い飛ばせるような雰囲気が本質じゃないだろうか。レースシステムを試行錯誤するもの必要だけど、レースを包み込む雰囲気作りが大切だと思う。もちろんそれは新規エントラントへ配慮されたものであるべき。
ちなみに、費用とリスクが格段に低いこともあって、アクションEDみたいなコースEDが上記の雰囲気を味わいやすいと思う。体力的に過酷なオフなら、プライドなんてすぐにどっかに飛んでっちゃって、笑うしかない状況に追い込まれるのです。
そんなゲラゲラ的メンタリティがベースにあって、ロードスプリントの緻密なロジックやゾクゾクするような緊張感を楽しみたいっつーのが、ここ最近のボクの思惑。まあ、ショップ、主催者、個人と、思惑はそれぞれなんで中々難しいとは思うけど、できるだけそれらのシガラミには無縁でありたいとも願っています。
ところで雰囲気って形而上的。revlogはそんな形の無い何かを伝えたいのかも。
