デジイチの動画撮影機能

テーマ:

5DMk2の動画機能、キヤノンによるとMF推奨みたい。まあそんなことはどうでもよくって、D90の動画撮影機能搭載とともに、なにか転機ようなものを感じる。発表会でキヤノンの人がいみじくも語ったように「静止画と動画の区別はなくなりつつある」のかなと。

D90や5DMk2は、機能的な制約から従来のビデオカムのような撮り方は決してできないけれど、何かしら新しいジャンルを生み出しそうな気がするんすよね。写真の緊張感に少しだけ時間軸を持たせたようなもの、とでも言えばいいんでしょうか。


そもそも、ここらへんの話はWebとは切っても切れない関係にあると思う。ボクも含め多くの人が、頼まれもしないのに来る日も来る日もブログやSNSを更新してるのは、自己顕示に基づくコミュニケーションの一種なんだろうと感じている。ボクの場合、これらを体現しなきゃいけない立場にあったりするので、若干スタンスが違うのかもしれんけど、とにかく多くの「普通な」人達が、こういう習慣を持つに至ったわけです。

そこに親和性が高かったのがデジタル写真。同時性が大きな特長の一つでもあるWebなので、ちゃちゃっと撮ってすぐにブログにアップなんてのがピッタリ。別に写メでも構わないんだけど、自己顕示に基づいている以上、なるべく高いクオリティで表現したい。そうするとデジイチの登場と相成るわけなのです。

これが文章や長尺動画だとそうはいかない。推敲やら校正やら編集やらで、考えただけでもウンザリ。それに凡庸な人間による冗長な表現ほど下らないものはないので、閲覧者へのホスピタリティという意味でも避けたいところ。(本エントリーがそうかも。アハハ)


で、話を戻すと、そんなWeb界隈への提案として、デジイチの動画機能は備わったんじゃないかと思えてくるのです。切り取っているんだけど写真より少しだけリッチで、データのハンドリングも容易く、民生ビデオカムでは絶対に不可能な表現。例えばアルノに「ごはん」と声をかけた時の小首を傾げるしぐさとか、アクセルを捻る動作にシンクロする排気音とかを、ボケの大きいレンズで数秒切り取るなんて感じ。PVのワンカットを単独で成立させるイメージかな。動画サーバが高画質にもっと対応してくれれば、何かがガラっと変わる予感。そこでは写真の概念なんてのはもうどうでもよくなっていて、その時点でのWebにどんだけ親和性が高いかが重要になってくるんじゃないだろうか。もちろんWebだけが表現の場じゃないけど、市場をドライブする大きな要因であることは間違いないでしょうしね。


2社のマーケの人達はそこまで考えてるんじゃないのかな。まあキヤノンの方は尻馬に乗った感が否めませんがね。