写真は上2枚があみいごさん、グリッドはよぽちゃん、その他はcorgi7さんの撮影です。ありがとうございます!

決勝日は午前中撮影に奔走し、程よく疲れた甲斐があって、自分のレースではわりと冷静に走れましたよ。ちなみに写真と文章は一致していたりしてなかったりです。




金土と2本ずつ練習した結果、やっと下半身でホールドしている感覚が蘇ってきたものの、タイムは43秒0どまり。

「マスターズのタイムじゃねー…」と若干焦りつつも、また練習でコケるのは愚の骨頂なので、まあ割り切って考える。




で、予選を前に土砂降り。レインの用意もしていないし、トラブルも発生で予選出走は断念。嘆願書で決勝を走らせてもらう。なので、日曜日の決勝は最後尾38番グリッドからのスタート。コントロールラインまで遠いこと遠いこと。笑




3列前にオッキーが見えているので、とりあえずそこまではスタートで前に出ようと心に決め、サイティングラップの後、空きそうな左方面に向けて車体をセット。で、レッドシグナル消灯!スタートは上手くいったものの、なんと空いているのは右方面。無理やり右に車体を向け、何とかオッキーを左に見ながら前にでることに成功。




さて、一番怖いオープニングラップ1コーナー。成り行き上、イン側突っ込んでいくことになるわけで、当然左のアウト側からはバイクが急接近してくるのです。どっちが引くんだろうなと他人事のように考えていると、左に見えていたバイクがこらえきれずにフロントからスリップダウン。多重クラッシュな予感。アウトに行かなくて良かった。。。




ところが2コーナーが問題で、なぜか進入でリーンに失敗。どんどんアウトに膨らんで、気がつけばグリーンが目前。「もう終わりかよ!」と一旦覚悟するも、どうにかこうにかアスファルト部分が見えてきて復活。2コーナーの外側ってあんな造りになってるんだ…とにかくまた振り出しに戻る。。。




その後は、1098Sのパワーに任せ、主にストレートで前に出させてもらう。パイパーで接触しそうになったり、アトウッド立ち上がりでコースアウトしそうになったり、断片的には覚えているけど、1,2周目は文字通り無我夢中。




で、やっと少しバラけてきて、同じ1098の林さんが見えてくる。ベストラップでは明らかに負けているので、「ついていこう!」と思ったが、林さんも前につっかえてペースが上がらないみたい。P-Lapに目をやると43秒が続いている。数周バトルを楽しんだ後、コーナーで林さんが前につっかえた隙に運よく前に出る。ラッキーとしか言いようがない展開。




最後尾スタートってのは絶対的に不利なんだけど、ボクみたいなマスターズのペーペーにはいいかもとも。絶え間なく目標が現れてきて、パスするたびにテンションが上がっていくから。3,4周目では、タイムは出ないものの、アクセルはより多く開いているみたいで、リアが流れ出すこともしばしば。後で確認すると、練習時のセットでは対応できず、リアがフルボトムしていた。




それからトレッセルさんちの996Rも印象深い。916系なのでストレートで前に出れるやろと思っていたら、とんでもなかった。速いこと速いこと。これが塩津さんマジックなのかなぁとちょっと感動。ボクの開け方が足りんだけかもだけど。




なので、ストレートでパスするのはあきらめ、Wヘア進入でインからパス(だった気がする、ちがうバイクかも)。同所でコケた記憶がまだ残っているのでビビったけど、どうにか大丈夫だった。




その前には、いよいよ西田さん登場。空冷で42秒をたたき出すライダーをコーナーでパスできるはずもないので、ここは冷静にストレートでパス。なんか申し訳ないです。




今回はP-Lapで周回数を計っていた。最終ラップ、眼前には特徴的なお尻のB-KING。「これは抜けるやろ。いや抜いとかんと。」と思ったのが甘かった。1340ccの怪物にはストレートでにじみ寄るのが精一杯。加えてあの巨漢なわりにコーナーが速い。後で気がついたけど、安達さんのライディングだったのね。。。結局、もう少しというところでチェッカー。でも、このB-KINGに引っ張ってもらったおけで、最終ラップにベストの41秒174を記録。めでたく自己ベスト更新となったのでした。コレ本当に嬉しかった。救われた。


つーことで、予選38番グリッドから決勝16番、ベスト更新のオマケつきなので、まあまあ頑張ったんじゃないかと素直に喜んでおきます。周りの皆さんのご協力の賜物ですわ。感謝!