決勝当日のドカティ京都ピット界隈。サーキットの朝は早くって、早朝6時くらいにはピットに出てきてごそごそ準備。今回は2Daysだったので練習日も含めると都合3日間の寝不足が続いたのです。ちなみに岡山国際サーキットの敷地内には宿泊施設があり、多くのエントラントはそこを利用します。




パドック側からみるとこんな感じ。今回はドゥカティ京都のテントを張ってもらえた上に、業務用の扇風機も持参していたので、快適に過ごすことができましたよ。奥に見えるのがメインストレート前のスタンド。イベントレースらしく、どのピットも思い思いのスタイルでレースを楽しんでいはるようです。




空き時間には、いろんなお友達が遊びにきてくれます。なかなか会えない遠方のレース仲間とお話できるのもイベントレースの楽しみのひとつ。写っているのは京都の、しかも頻繁に顔を見る連中ですがね。。。





で、ピットの中では青木くんと徳ちゃんがエントラントの車両に目を配ってくれています。↓の☆山さんみたいなレース経験豊富なライダーはほとんどの作業を自分でやっちゃいますが、自信がないのなら軽整備だけにしておいた方が賢明です。自分だけの問題じゃ終わらないのでね、サーキットだと。




ドゥカティ京都のエースライダー☆山さん。終日テンション高めで若干アレですが、今回話を聞いてみて、さすが元国際ライセンサーだと感心したのです。若いころから練習を重ね、痛い目に何度もあっているからこそ、リスクヘッジを前提としたアドバイスをしてくれます。もはやドゥカティ京都にはなくてはならない存在。





もちろん基本的なことは自分で。青木くんに甘えっぱなしのボクの場合、空気圧測る→ウォーマー巻く→ガソリン入れる→暖気する→磨くの繰り返し。そうそう足回りのセットやらタイヤの使用時間やらはちゃんと記録しておきましょう。基本的なことをおろそかにすると、ボクみたいに痛い目にあいますよ。体も財布も。




さて、そろそろ決勝のお時間。そわそわし始める時間です。ボクはインナースーツに着替えた後、走行中に痛くなる部位を、なるべく疲れ果てるまで動かすようにしています。ついでにコンセントレーションも少しばかり。でツナギに着替えると、もう、まな板にのった鯉な心境です。




で、ウェイティンエリアへ移動。そわそわするわ暑いわで、さっさと走りたい気持ちに。




ここらへんのスタート進行になると、絶対に一人じゃ対処できません。前後スタンドやウォーマー、発電機を運んでくれるクルーが必要で、1ライダーあたり2名くらいは確保した方が良いでしょう。もちろんドゥカティ京都のスタッフは全員で手伝ってくれますし、チーム内でも協力していきます。




ライダーを疲れさせないようにするのも大切ですね。このにーちゃんにパラソルさしてもらっても余計に暑苦しいですが。。。




さ!いよいよコースイン!ライダーは一周走ってグリッドへ。その間にクルーはスタンド等をグリッドに運びます。




そしてグリッドに戻るやいなや、タイヤを冷やさなようにウォーマーを巻きます。写真の中村さんはポールポジション!なので、前にはなーんもありません。うらやましいっす。




美女パラソルでご満悦のオッチー。上の方の野獣パラソルと違ってテンションあがりますよね!




「美女と野獣」の美女の方がウォーマーを巻いてくれる図。

この後、徐々にクルーが退場し一周のサイティングラップ開始。この時に軽くスタート練習しておきます。全車グリッドに戻り、安全が確認されると、レッドシグナルが点灯→消灯でスタート!ってな具合。



一旦、走り出してしまうと、




草レースとはいえ、レースなので、




それぞれのドラマが、




それぞれに繰り広げられるのです。




いきなりですがチェッカー後。はい、お疲れさんでした。ピットロードには入賞した車両のみが誘導され、栄誉を称えられる準備。なのでピット入っちゃダメだって。笑




マシンもお疲れさん。



一方、惜しくも入賞を逃したライダーは、ピットへ戻り労いの言葉を受けます。入賞せずとも納得のいくレースなら良いのですが、そんなものは稀でしょうかね。転倒せずに無事完走できたという安堵も、ツナギを脱ぐ頃には、ジワジワ悔しさに代わっていったりも。



とまあ、嬉しかったり悔しかったりなのですが、そこは趣味レース。怪我をしないで長く楽しめることが一番なのです。その意味で、ドゥカティ京都チームはいい感じになってきましたよ。今回二戦ぶりにエントリーしてみて、とても強くそれを感じました。メカニックやスタッフはもちろん、61歳の国際ライダー山崎さん、元国際の☆山さんの存在はとても心強く感じます。京都のドカ乗りの皆さん、マジおススメっす。



では皆さん、次戦モトレボリューションRd.4でお会いしましょう。

お疲れ様でした!


※その他レポは続きます。

※ボクに面識のある方は、写真勝手に使ってもらって結構です。肖像権云々は別だけど。。。