
さて、40Dを購入して半年が経った。率直な感想としては、ボディはどーでもよくってレンズ次第というのがボクの現状。berried様所有のレンズが3本、新規購入が4本の計7本で、犬撮りとバイク撮り、それにスナップというのが主な使い方です。
ボディをAPS系の上位機種にアップグレードしたところで、ボクにその違いは解らないだろう。ただしAF性能と暗所性能はダンチだろうから、歩留まりは向上するでしょうね。ちなみにフルサイズ機は別の話で、広角系のために是非とも購入したいと考えている。キヤノンさん、5D後継はよ出してください。
で、新規レンズ4本中使用頻度が一番高いのは70-200mmF4L IS 。テレ端200mm(換算320mm)は犬やバイクだと十分引き寄せられないけれど、軽量な上にIS付きなので疲れないし歩留まりが良い。そして何といっても開放からヌケの良い描写をしてくれる。設計が新しいレンズなのでコーティングが優れているからなのだろうか。つーか長玉の画角が基本的にボクは好きなんでしょう。
次に使う機会が多いのが35mmF1.4L 。APS-Cでは画角が標準に近いので、普段はコイツをボディにつけっぱ。定価で20万円を超えるレンズゆえに大層期待したのだが、開放付近+逆光等の条件では色収差がわんさか出てくる。歪曲収差もそれなりで、中々満足した結果につながらない。でもたまにハッとする写真が撮れたりして、やっぱり使い方がヘタクソなんだなと凹み精進に励む毎日。
3番目に135mmF2L 。ここぞというポートレートにはコレしかない。70-200も素晴らしいけれど所詮ズームレンズなんだと、こいつの仕上がりを見ていると思わされる。ISが付いていないし被写界深度も浅いので歩留まりは悪いけれど、モノのカタチが素直に表現される画角とあわせて、一番気に入っているかもしれない。この延長線上にあるのがサンニッパなのかと妄想。
使用頻度が最も低いのは17-40mmF4L 。そもそも風景写真をあまり撮らないのが大きな理由だろう。三脚を立ててf8以上に絞った撮影をするのならば、もっと登場する機会があるのかもしれないが、どうせなら5D後継の解像感たっぷりな条件で撮ってみたいレンズ。もちろん広角での構図作りが苦手っつーのも敬遠しがちな理由。
berried様の3本、50mmF1.4 とタム11-18mmF4.5-5.6(A13) 、同じくタム28-75mF2.8(A09) 。 50mmは軽いのでたまに使っている。ただしスナップには少し長すぎるし、Lレンズに比べると色乗りが痩せていてクールな写り。それに50mmF1.8II程ではないにしてもボケアシが硬い。
A13、対角魚眼と同じ文脈にあるようなデフォルメした画角が、なんだか被写体と向き合っていない気持ちになってしまい使いづらい。ボクがこれを使うときは楽をしたい時。
名玉との誉れ高きA09。確かにLレンズに迫る色乗りの良さ、及び全域F2.8の明るさでこの価格は素晴らしいと思う。が、AFだとピントがもうひとつ来てくれない。一番便利なハズなのに登板の機会は最も少ないのが現状。
現在は完全にRAW撮りになってしまっていて、ほとんどはDPP で現像。水平垂直を出したい時、あるいは絵造りに凝りたい時のみPhotoshopCS3のCameraRaw4を使用。望遠系を除いて基本的にトリミングはしません。まあ毎日アップなボクなので、いちいち凝ってやってらんない。なのでいい加減DPPに回転機能を追加してくれないかと願うこのごろ。
そして何といってもストレージ不足が大問題。単位コストが安いからといってガンガンHDDを増やしていくのもどうかと。TB級のリムーバブルストレージが出てこないもんですかね。