前エントリーでは端折った我が1098Sのコトを。


まず一本目、前回走行からブレーキ,タイヤ,シートと変更が加えられているので、P-LAPオフのまま様子を伺うように走行。

特に心配してたタイヤ(PL→BS)は鈍感さが功を奏して違和感ナシ。あ、練習だとリアはハードがベターかも。

ブレーキ(330→320)も同様に違和感ナシ。強いて挙げるなら初期制動が甘くなった感じがするくらい。

シートは少し違和感があって、加減即時のホールドは向上したものの、モスS等の切り替えしでお尻がグリップし過ぎてスムーズに移動できないことも幾度。まあすぐ慣れるだろうけど。


残り10分はP-LAPをオンにしてタイムの具合を見てみる。

あまり気合も入れず走ってみるとベストの2秒落ちくらいで、まあまあな感触。機嫌よく終了。

二本目までは30分しか無いので、ウォーマーを巻かず待機。

今思えばここでフロントをチェックしておくべきだった。。。


そして二本目走行開始。

シッカリと走った状態の様子を見たかったので頑張ってみる。

ホームストレートでP-LAPにワクワクしながら目をやると…ベスト3秒落ち。ナンデ???

その後数周にわたり見事に同様のタイムを刻み続ける。…オレある意味素晴らしい?

そう言えば異常な程インに付けない。特にアクセルオフで入っていくようなコーナー。

結局セットを変えても、気合をいれてもベスト2秒落ちが精一杯。ヤ、ヤバいっす。


ピットで一人考えを巡らす。

「引っ張ってくれる速いライダーがいない」「やっぱりBS嫌いだ」「寝不足」「このタイムで表彰台という手も…」「でもちんさんにベストラップを譲るのはなぁ…」etc...(笑)

不安一杯の心理状態を悟られないように、こそこそウォーマーを準備しようとすると…


ん、フロントホイール回んない。

もしやローター。。。

ゲロゲロ!!!



新品ローター、もうヤキが入ってるやんけ!

かなりの力で回さないとホイールは回らず、これは危険と判断し三本目はキャンセル。

6万円が1時間で終了かよ。 トホホ。

でも気分はスッキリ! こんなのタイムでねーはずじゃん! アハハ♪



なーんて経緯だったのですが、こうなるには理由があったわけでして。

そもそも100%Fブレーキ依存+引きずり癖なボクなので、これ系のトラブルは異常に出やすいのです。

現に1098Sのストック状態でボクより速いタイムを出す方々はいて、しかも耐久レースも参戦されていたりするし。


ではボクのせいだけかと言うと、それも違うようです。

これは後で教えてもらったのですが、上記の速い方々はパッドを練習日毎に交換するとのこと。

このパッド減るのが異常に早いのです。

減るのが早いだけならまだ良いのですが、↓のように歪んでくれちゃいます。。

下の写真は、休みを返上して原因を究明してくれた青木メカから送られてきたもの。



新品320装着時に僅かながら引きずりがあったので、既にパッドが歪んでいたのでしょう。

その証拠に焼けた320ローター+新品パッドだと、ホイールはクルンクルン回ったそうです。


ケチらずローターと一緒にパッドも交換するべきでした。

馬鹿だなぁ~とお思いでしょうが、まあ聞いてください。

このパッド、ナント片方15,000円もするのですよ。 左右セットで3万円!

練習毎に3万円…ってタイヤより持ち悪いやんけ!


もちろんパッドだけじゃなくて、キャリパーにも一因はあるのかもしれません。

こうなると従来型パッドを使える15万円キャリパーに手を伸ばすしかなくなり、ブレンボの術中にまんまとハマルことに。。。今回のドカカップはノーマルで我慢しますけどね。

しばらくはブレーキレバーを握る度に、コース上に数百円をバラ撒いている妄想に取り付かれそうです。

ケチって減速しない分、タイムアップしたりしてね。(笑)