モトルネで出逢った美しいマシンに惹かれ、こんな本を買ってみました。

残念ながらVol.1は売り切れ。

内容が充実していて写真も綺麗、それにバイク誌にありがちな陳腐な文章表現も少なめで好印象です。


そしてこのバイクが見たかった。
「Seeley Condor」

ダウンチューブを持たないフレームは、G50エンジンの美しさをさらに際立たせているのではないでしょうか。
リックマン同様、ニッケルメッキの鈍い輝きもまた特別なフレームであることを主張しています。

その上部に鎮座するアルミタンク、これがまた美しい。
コマンド・ファストバックのそれにも見ることができる、ヘッドに向けてシェイプされていく造形。

ロングかつナローなこのタンク、学生時代に初めて雑誌で知って以来、ずっと頭に焼き付いています。

一度でいいから実物にお目にかかりたいものです。



そういえばロングタンク+ロケットカウルに昔から憧れています。
コマンド・プロダクションレーサー、ラベルダ・SFC、リックマン・トラインアンフ、べベルSS等々。
きっとボクでは腕も背中も伸びきってしまい運転どころじゃないので、これは本当に憧れのまま終わりそう…。


でもいつか、この本に取り上げられているようなバイクを、一台だけ、所有できればと願っています。

コンドルのような超希少車は無理だとしても、乗って眺めて直して、一生付き合えるような相棒を。