日常と非日常 | 8302011

日常と非日常

昨日は相方のリノベーション担当M氏と品川の『原美術館 』に行ってきました。


ターゲットはオラファー・エリアソン。


そして、3つの獲物を持ち帰って参りました。


ひとつは原美術館の建物。


1938年に私邸として建てられた洋館で、緑の中に白いタイル貼りの外観。


昭和初期の建築物としてはかなり貴重らしい。


やはりコストを気にせず、メンテナンスをしっかりしていればこんなに良い状態で


いられるんだなと感心。


建物のデザインや階段の木製の手摺もいい味出してた。


もうひとつの獲物はコンセプト。


『自然界に存在する基本的な要素を駆使し、自然現象を人々に体感させる』


という彼のコンセプトは、まさしく我々不動産・建築業界が忘れてしまっている


ことを、改めて感じさせられた。


最後のひとつは、日常と非日常のギャップ。


会社を出て、電車に乗って、品川駅から歩いて、住宅街の一角にある


美術館の中のひと部屋ひと部屋が、非日常的な空間になっている。


例えマンションでも、ホームパーティやクリスマスなど特別な日には


非日常に変化する。


いや、みんなきっともっとそうしたいはず。


光や水でそんな演出が簡単にできる部屋っていいなぁ。




いつか、そんな部屋を作ってその部屋に住む人、遊びに来る人が


楽しんでくれたらうれしいかも。