んにちは!

 

 

じんです!

 

 

今回は多くの人が躓きやすい

化学に関してお話ししたいと

思います。

 

 

化学に関して

あなたはどのような

イメージを持っておられますか?

 

 

・暗記しないといけないものが多い

 

・理解が難しい

 

 

といった事を

思っているのでは

ないでしょうか?

 

 

確かに覚えることは

多いのですが、

 

 

これはこうだ!

みたいな、「覚えるだけ」

という暗記はそんなに

多くありません。

 

 

必ず理由があり、それに

基づいて成り立っているんだ

という「理解のもとでの暗記」

になります。

 

 

中には高校範囲を逸脱した

非常に難しい理論を元にした

ものもあります。

 

 

それは覚えるしかないですが

大体は高校で学ぶ

理論で補えます。

 

 

ですので、わかってしまえば

多少反応(経路)や性質を

忘れていたとしても

 

 

・反応に使った物質

・反応後の生成物

・化合物の特徴

など問題で与えられたときに

 

 

覚えていないから解けない

ではなく、理解を元に

自分で導いて解けるという事が

できるようになります。

 

 

化学は

 

理論化学、有機化学、無機化学

 

 

という三つの分野に

分けられており、

それぞれかなり独立している

ように思うかもしれません。

 

 

有機化学は

炭素化合物を扱っており、

 

 

非常にたくさんの

化合物が出てきますし、

反応や性質など

覚える事は確かに多いです。

 

 

無機化学は元素一つ一つの

反応や性質、色まで

ありこちらも覚えることは

多いですね。

 

 

大雑把に捉えると

それぞれ覚えることが

たくさんあり、

 

 

結構独立しているように

見えますが、

 

 

「理論分野を元に

成り立っているのだ」

 

 

という事実を

きちんと抑えてほしい

と思います。

 

 

詳しくお話ししていきます。

 

 

 

有機化学や無機化学で

化合物の反応(経路)

非常に多く出てきますね。

 

 

それを書かせる問題も

入試で沢山出ています。

 

 

芳香族化合物であれば

ベンゼンから非常に

色々な化合物が

出来ますよね。

 

 

例えばこんなんだとか

 

 

 

 

無機化学でも

反応式はいっぱい

書かされますよね。

 

 

気体の製法とか

色々式を覚えないと

いけないですよね。

 

 

例えば塩素の製法は

濃塩酸に酸化マンガンを加える

MnO2+4HCl → MnCl2+2H2O+Cl2

 

 

だとかです。

 

 

ちなみに上の

ナトリウムフェノキシドの合成では

「中和」と書かれていますね。

 

 

そうです、理論の酸塩基の

中和の反応です。

 

 

フェノールという弱酸に

水酸化ナトリウムという

強塩基を加えたときに

 

 

塩(ナトリウムフェノキシド)と水

ができているだけになりますよね。

 

 

 

 

また濃塩酸に

酸化マンガンを加える反応は

 

 

イオン反応式で見ると、

 


 

であり、

これを元に理論の

酸化還元反応を

書けばいいだけです。

 

 

そうすれば

MnO2+4HCl → MnCl2+2H2O+Cl2

という式が自然と出来ます。

 

 

つまり

 

 

有機無機であろうとも、

化合物の反応に関しては

 

 

・酸化還元反応

・酸塩基反応

(中和、加水分解反応、弱酸(弱塩基)の遊離)

 

 

といった理論分野の

習得、理解が必要だと

いうことになります。

 

 

今回は反応を

取り上げましたが

物質の性質、特徴に関しても

 

 

理論分野を交えて

考えるとすんなり

分かったりします。

 

 

つまり理論分野は

高校化学の土台です。

 

 

確実に

基礎を固める

必要があります。

 

 

ここを曖昧にしてしまうと

苦しむことになってしまいます。

 

 

ですので、

絶対に理論分野の

勉強をしっかりと

してくださいね。

 

 

 

有機化学、無機化学は

覚えたら点が取れる

とにかく暗記すればいい、

という人もいます。

 

 

確かにとりあえず

覚えていたら解けますが

 

 

どこかで詰まるところが

絶対に出てきます。

 

 

丸覚えだと、

応用が効かないからです。

 

 

ちょっと捻られた問題が

出たら解けなくなってしまいます。

 

 

 

また暗記作業も

しんどいと思いますし、

必ず理解の上で

覚えるようにしましょう!

 

 

 

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少し余談になりますが、

年末の息抜きにでも

よければお付き合いください(笑)

 

 

化学って昔から

理論、有機、無機

と大別されていますが

 

(もちろん明確な理由あって

 の事だと思います)

 

 

こういう風に化学を

基本からしっかりと

見つめ直しますと、

 

 

 

有機とか無機は

物質(名前とか性質)を

覚えるだけで、

 

 

あとの反応とか合成とか

完全に理論分野ではないか

 

 

と思えてしまいませんか?

 

 

そこでふと思うのが

 

 

有機化学!

無機化学!

 

 

と、まるで独立したような

構造を見せているのが、

 

 

高校化学をややこしく

している原因なのでは

 

 

とか考えしまって

(考えすぎかもしれませんね笑)

 

 

高校化学は

こういう分野の分け方で

学んだらすっきりするのでは

 

 

とか思うこともあったり。

 

 

このように

AとBという物質とその反応の

モデルを元に、

 

 

「物質」と「反応」を分けて

有機と無機はほぼ

「物質」の一環だよ

 

 

反応はあくまでも

これまでの理論の反応だよ

 

 

としてやれば

 

 

もっとすっきりしそうとか

思います。

 

 

私が勝手に

思っているだけです笑

 

 

細部はもちろん大事ですが、

 

 

物事を大局的に捉える、

全体像を掴むというのは

勉強において結構大事です。

 

 

物理、数学はある程度

体系的なものがあるのですが、

 

 

化学はパッとしたものがないので

全体像をすっきり見通せる

体系がつくれたらなあと

思うのですが、

 

 

あまり独自に

体系を作ろうとするのも

考えものでしょうか。

 

 

年末の余談でした。

お付き合いありがとうございました。

良いお年をお過ごしください!

 

 

新年からまた

頑張っていきましょう!!