今や生活において100円ショップを利用したことのない人なんていないのではないでしょうかね?

 

100円ショップの中には、これ、本当に100円??というような商品も多く、利益出ているのか心配になってしまったりするのですが、どうやらこれ、100円ショップには、原価1円~120円程度の商品が並んでいるようで、粗利益率の異なる商品を売り、平均して6割~7割程度の原価率となるようにしているんです。

このような戦略を、マージンミックス戦略といって、ひとつひとつの粗利益を見るのではなく全体の売り上げに対して粗利益が上がるようにするわけです。

 

また似たようなものに、ロスリーダー戦略というものもあり、これは明らかに原価が販売価格を上回る商品を用意して、販売することで、一定期間その商品単体では赤字となるのですが、長期的に見て黒字を確保できるという戦略です。

 

ファーストフードやファミレスなどで、飲み物が無料だったり、飲み放題だったりするのがこれに当てはまり、大抵の人は飲み物だけではなく食べ物も一緒に頼むわけで、このロスリーダーの戦略では、このようにして収益を確保します。

 

また100円ショップなどでは、100円では買えないものが多数あると、それが評判となり、あの100円ショップには価値があると人々に認識させることができ、お客様にイメージを植え付けることができます。

 

もういまや安かろう、悪かろうでは物を買ってはくれない時代ですから、色々と工夫しなければなりませんね。