日本フードサービス協会が新型コロナウイルスの感染防止に向けた飲食店向けガイドラインを発表したようですね。

 

つい先日、緊急事態宣言解除された39県では休業していた一部の飲食店も営業再開していくようで、これに対して具体的な対策を例示することで、「密閉・密集・密接」の「3密」が起こりやすい飲食店での感染防止につなげることが目的のようで、まず店内で客同士の間を仕切るアクリル板を設置したり、客同士の間隔を保つために順番待ちや客席では最低1メートル以上の間隔を空けたりすることが示されています。

 

まぁ、これただでさえ狭い日本の家屋のつくりでは、かなり難しいことになりそうですよね。

とくに1メートルの感覚を空けようとしたら、おそらく店内の客席数が半分以下になるところがほとんどでしょうね。

 

また行列を作らないよう整理券を発行したり、座席を横並びで配置したりするといった工夫も求めているようですが、ただでさえお金の入ってこない店舗さんからすれば、さらなる出費となるので、そう簡単に対応できるようなものではありませんよね。

 

あるお店では、カウンター席の間にアクリル板をつけただけでも軽く10万円したそうですし、このような対策にこそ助成金を用意すればいいんですよね。

 

その他、従業員の手洗いと消毒、マスク着用のほか、IT(情報技術)の活用も打ち出しているようで、電子マネーやQRコード決済など非接触型のキャッシュレス決済の導入を勧めているのはいいことですよね。

 

また持ち帰りを実施している店舗では、アプリなどで事前に注文できる仕組みの導入が勧められているのですが、言うのは簡単ですけど、これに対する開発費やランニングコストなど考えると、ガイドラインに大まかにどれくらいの予算がかかるのかも掲載されているといいのですけどね。

 

しかし、店内はともかく、店の外での行列が問題ですよね。

人気店ともなると恐ろしいくらいの行列になりますし、そこの間を1メートル間隔もとるようになると、いったいこの行列はどこのお店に並んでいるのだろうなんてことにもなりかねませんよね。

 

とはいえ、これを気に、犬小屋のように狭い空間で過ごしてきた日本人の生活環境も変化し、パーソナルスペースをしっかりと確保できるようになるといいですね。

 

まぁ、それをいったら1番の問題は通勤電車の中ということになるのですけどね・・・。