一般的に睡眠時間は6時間~8時間は必要だと言われていますが、実はこの睡眠時間、年齢とともに変化するようですよ。

 

脳波を用いて夜間の睡眠時間を調べた研究によれば、25歳で約7時間、45歳で6.5時間、65歳では6時間となったのだそうで、成人してから20年ごとに30分程度の割合で夜間睡眠時間は減少していくのだそうです。

 

まぁ、眠るというのは体力がいる行為ですから、加齢とともに睡眠時間が減少していくのも納得ではありますよね。

ちなみにこの睡眠時間、年齢での差もあるわけですが、個人によっても異なっているようで、自分自身に睡眠時間が足りているのかどうか、知るための手段があるようですよ。

 

多くの人は、食後に眠気を感じることがありますが、これはあまり問題ではないようで、その後強い眠気に襲われるようだと、どうやら睡眠不足なのだそうで、睡眠時間が6時間を切るようだと眠気を感じやすいのだとか。

 

食後は、血液が食べ物を消化するために胃にあつまるので眠くなるのは仕方ないのですが、15時位に再び眠気が襲ってくる人が、少し気をつけたほうが良いですよ。

 

睡眠不足は、心身の疲労の原因や健康を損ねますし、さらには仕事の効率だって悪くなってしまいます。

そもそも人間が覚醒して作業を行うことができるのは、起床後12~13時間が限界なのだそうで、起床後15時間以上だと酒気帯び運転と同じくらいの作業効率まで低下するようで、さらに起床後17時間以上となると、飲酒運転並に低下するのだそうです。

 

まぁ、つまり長時間働いたところで、作業効率は上がりませんし、仕事ってそもそも時間で判断できるものではありませんからね。

 

本当はこのような調査結果をしっかりと経営陣が分析し、効率よく作業を行わせるような環境を作ることが大切なんですけど、どうも日本は短絡的に「時間」で判断したがるんですよね。

 

まぁ、気合や根性で売り上がるのであれば、そうするのでしょうけど、人間はロボットではありませんので、10時間以上も働いていれば、ミスをします。

 

もっと「効率」を重視し、かつそれを「評価」できるような社会になってほしいですね。