こんばんは
このシリーズ前回で最終回にしようと思っていたのですが本日が最終回になります。今まで長々と書いてきましたが読んでくれてありがとうございました。このシリーズが終わってからも宜しくお願いしますね~
リサイクルショップ社長の
江口武志です。
前回からの続き↓
「日本一高い委託料!?」リサイクルショップを始めた理由10。
(クリックするとページが開きます。)
買取りではなくて委託販売のリサイクルショップにしてついにオープン日が決まりました。あの6坪のお客様の導線の全くない場所で商売ができるのか?そんな不安な中オープン日が近づいてきたのです。
そしてオープン初日、ひっそりとスタートしました。そりゃそうですよね。宣伝をほとんどしていなかったのでお客様は全く来ません。商品もお客様から集めますが、そのお客様が来ないのです。だから店内は当初会社で集めた商品がまばらに並んでいる状態でした。
そしてオープンして3日目にお店の店長から電話がありました。「あの~、今高校生がブランドのバッグを買ってくれって持って来ているんですけど、どうしたらいいですか?1万円でもいいって言ってます。販売すれば5万円でも売れると思います。」
よくよく聞いてみると、確信はありませんでしたがどうやら不正に手に入れたもの(万引き?!)のような感じがしました。なのですぐに断るように伝えました。もしも一度でも買ってしまうと「あそこのお店は盗んだものでも買ってくれる」なんて不正の温床になる可能性がありました。
そして、このままではダメだということで皆で宣伝を始めました。当時は駅ビルの入口でチラシを手配りすることができました。なので毎日毎日チラシを配りました。すると少しずつですがお客様が増えてきたのです。委託商品も増えてきました。1Fのお店の顧客にも宣伝をして何人も利用するようになってくれました。
その時に思ったんです。「全然着ていないけれど捨てるにはモッタイナイ洋服がたくさんある。そんな風に困っている人がたくさんいるんだなぁ。」って、そして1か月後、急激にお客様は増えていきました。
オープンして3か月目が終わった時、あの6坪の、あのクリーニング屋さんが月商30万円しかいかなかった場所で月商で…
300万円を達成できました!
本当にびっくりしました!!そして私たち以上にびっくりしたのがメトロポリタンプラザ(駅ビル)の営業さんたちでした。皆、あの場所で300万円の売上なんかいくって思っていなかったのです。だから坪効率が10倍なんて凄いですね!と会えば必ず声をかけてくれました。ちょうどその時、アパレル業界紙NO.1の繊研新聞がメトロポリタンプラザに取材に来ていました。
そしてメトロの方が繊研新聞の記者に話してくれたのです。「じつは地下のデッドスペースで変な業種なんだけどけっこう売る、いい効率のお店が出来たんです。」
すると繊研新聞の記者さんが是非取材させてほしいって来てくれました。そして数日後、けっこう大きく取り上げてくれたのです。それを見た、他の商業施設の方からオファーをいただきました。「デッドスペースならうちにもあるから是非話を聴かせてほしい。」
そしてお店が増えたり、減ったりして現在にいたります。これがうちの会社がリサイクルショップを始めた理由です。良かったことは元々普通の婦人服の専門店から始めたことだと思っています。だから顧客の気持ちがよくわかったし、悩みを解決したいとの想いで始めたお店だったから支持されたのだと思います。
お客様に楽しんでもらうこと、喜んでもらうこと、そしてお客様のお悩み・不安・不満を解決すること、そしてお客様のお役に立つこと。この結果が売上です。このことを忘れずこれからも頑張っていきます。ありがとうございました!!