アパレル業界への第一歩④「Aラインってどんなライン?」 | リサイクルショップ開業応援★江口武志のブログ

リサイクルショップ開業応援★江口武志のブログ

毎日更新!!アパレル2代目社長
ファッションに特化したリユースショップと
Sサイズ専門セレクトショップのことや
経営での気づきなどをゆるーく書いていきます♪

こんにちは

金環日食、見ましたか?私はところどころ曇りでしたがなんとか見ることができました♪


リユースファッションで豊かな生活を★江口武志のブログ
雲の中に小さく円が見えます。わかりますか?(ちいさっ!クリックすると大きくなります。)


次は300年後!ということで見れた方も見えなかった方も見なかった方もこの瞬間に立ち会えたことに感謝したい!


リユースファッション Merit & Cocolo


江口 武志です。


20年前にアパレル業界に飛び込んだときの気づき、ノンフィクションシリーズモノです。


アパレル業界シリーズ①~③はこちら!



アパレル業界への第一歩④「Aラインってどんなライン?」


就職先を初任給の安い、SPA型のC社に決めました。その後、入社前の研修も終わり、私は池袋パルコ店の配属が決まりました。同期は40人近くいましたが男子はそのうち3人しかいなく、研修のときも3人同部屋だったので、皆で頑張ろうと結束を強めていました。



研修の時の社長からの言葉です。仕事ではいつもこのことを意識しながら行動していました。


「お店を綺麗にしなさい!特にフィッティングルームと鏡は気持ちを込めて綺麗にしなさい。なぜならフィッティングルームはお客さまがお店の中で唯一1人になることができるスペースだからです。ショッピングはお客さまにとって楽しいイベントです。その時にフィッティングルームが汚れていたらせっかく楽しいイベントが台無しになってしまう。鏡を拭くときもいつもお客様を美しく映してくれてありがとうと声をかける気持ちをもってやりなさい。」

(フィッティングルーム=試着室)



さぁ今日は初めての出勤の日です。何を着ていけば良いのかを数日前から迷っていました。通常、婦人服専門店の場合、お店で販売している商品を制服として着用します。動くマネキンのかわりです。



しかし、婦人服専門のため、着用することもできません。迷ったあげくリクルートで使っていたスーツを着ていくことにしました。そのおかげで初日からパルコの営業に間違えられたりしましたが必死で仕事を覚えていきました。


一番困ったのが接客でした!なぜなら今まで自分が接客を受けるようなお店で洋服を買っていなかったからです。



ある日、顧客のお客さまが来ました。いつもはチーフが担当しているお客さまなのですがチーフがお休みだったため店長から「江口、勉強だ!頼むぞ。」といわれ接客をすることになりました。



お話をしているとお客さまから「えーラインのスカートを探しているんだけど…」



私は関西の方なのかな?関西弁のえーよー(良いよ)の意味で


えーライン=良いラインのスカートだと思い、自分の中で形の綺麗なスカートを何点かお持ちすると


お客さまは「こういうのじゃなくて~ えーラインがいいのよ。」


えーラインがどんなに良いラインがわからない私はお客さまに「少々お待ちください、探してきます。」と言いながらウラで店長に質問しました。


「店長!お客さまが良いラインのスカートをお探しなんですが…どんなラインが良いラインなんですか?」


店長は「良いライン?」


私は「はい。お客さまは良いラインのことをえーラインって言ってましたけど関西の方なんですかね?」


店長は「えーライン???はぁ?もしかしてAラインのこと?アルファベットのAの形のように裾が広がっている形のことだよ!」



ガーン!!AラインとはアルファベットのAの形のスカートでした!!笑い話のような実話です(笑)



そんなこんなで失敗をくり返しますが1ヵ月後にさらにとても大きな壁にぶち当たるのです。


それは「接客したくない!!」ってことでした…それは接客業には致命的なこと…



(次回「接客したくない!!」に続く)




今日の癒し









リユースファッションで豊かな生活を★江口武志のブログ
楽天イーグルス まーくんのサインボールです♪

気持ちが大事!ってことですよね。(あっ!僕のじゃないですけどね…)