これらのボルト・ナットは私の工具で緩められるのかな?

 

エンジン側(13/16インチ)は地面におさえてもらって、クラッチ側の(逆ネジ30ミリナット)をゴツイ全長1メートル、3/4(19sq)の工具で、本来なら”締める方向”の時計回りにエイッと。

 

すると拍子抜けするほどスルッと緩みました。

 

※このナットを緩める方向の場合、プライマリーチェーンテンショナーに直接負担はかからないと判断しての暴挙です。

 

なぜ錆びてるの?

 

こんなナットです。

 

このナットは、ミリ規格の二面幅30ミリ、逆ネジのスペシャルなナットです。

 

さて、エンジン側のボルトは、専用の特殊工具(SST)なしでどのようにして緩めれば良いのでしょうか?

 

そうです、フライホイールボルトを緩める要領で、適当なソケットなどを使って簡単に緩めることができました。

 

※この方法は私個人の責任で行いましたので、紳士淑女の皆様方はプロに作業依頼さ  れることをお奨めしておきます。

 

無事にぼるとが緩みました。

 

結構長いボルトでした。

 

先端には緩み防止剤が使われていました。

 

お陰様で初めてなのに無事に怪我もなく、プライマリー・チェーン一式を取り外しことができました。

 

コレが重いのです…。

 

多分重量は10㎏以上あると感じられました。

 

スプロケットの内側、ラチェットのような動力伝達機構で、私はこのハーレーで初めて見ました。

 

 

コレが”コンペンセーター”と呼ばれているらしい機構のエンジン側です。

 

コレをこのまま引き出せれば本命のステーター・コイルと対面できて、あわよくば交換できて楽なのですが…

 

コンペンセーターがケース下側に当たって引き抜くことができませんでした。

 

そうです、このプライマリー・ケースのエンジン側も取り外す必要があるのです。

 

ここで悪魔の囁き

 

「ケースを削ってしまえば引き抜けるぞ(笑)」

 

ここで ”急がば回せ!” の自作諺にならってバラシて私の経験値を上げようと思いました。

 

 

ここでもう一つミスをしてしまいました。

 

この”プライマリー・チェーン・テンショナー”の”自動調整機構が…

 

再現できるだろうか… (滝汗)

 

ステーター・コイルまでの道のりはまだ続くのでした。