リターニング整形外科|専門医解説

目の下のたるみを手術で根本改善
下眼瞼手術(表ハムラ法)の効果・適応・リスクを
整形外科専門医が解説

目の下のたるみ 手術 表ハムラ法 下眼瞼手術 アンチエイジング

こんにちは。時を戻すアンチエイジング、リターニング整形外科です。

「目の下がたるんできた」「クマが目立って老けて見える」——そのお悩み、加齢による構造的な変化が原因かもしれません。

本記事では、目の下のたるみに対する手術療法「下眼瞼手術(表ハムラ法)」について、適応・効果・リスク・他の術式との違いまで、整形外科専門医の観点から詳しく解説します。

 

目の下のたるみはなぜ起こるのか?——原因の解剖学的理解

目の下のたるみ・クマは、単なる「疲れ」や「むくみ」ではなく、多くの場合、加齢に伴う解剖学的変化が根本原因です。

具体的には以下のような変化が複合的に生じます。

  • 眼窩脂肪の突出:眼球を支える脂肪が前方に押し出される
  • 皮膚・眼輪筋の弛緩:支持組織の緩みによるたるみ
  • 涙溝靭帯の変化:凹みが深まり影(クマ)を形成
  • 中顔面の下垂:頬全体が下がり、目の下の段差が強調される

これらは外用薬やマッサージでは改善できず、手術による構造的なアプローチが最も根本的かつ効果的な治療法となります。

 

下眼瞼手術(表ハムラ法)とは?——術式の基本

表ハムラ法(下眼瞼手術)とは、下まぶたの皮膚側(表側)から切開し、眼窩脂肪を涙溝部へ移動・再配置する手術です。

1995年にRamzy Hamra医師が発表した術式を基盤とし、現在では目の下のたるみに対するアンチエイジング手術の中でも最も包括的な効果が期待できる術式のひとつとして広く認知されています。

下眼瞼 目のクマ 下瞼のたるみ 目のたるみ ダークサークル

表ハムラ法と「脂肪再配置(裏ハムラ)」の違い

術式 アプローチ 対応できる主な悩み
脂肪再配置(裏ハムラ) 結膜側(内側) 涙溝・眼窩脂肪の突出
下眼瞼手術(表ハムラ法) 皮膚側(外側) 涙溝・脂肪突出・皮膚たるみ・中顔面下垂

皮膚のたるみが顕著な方・中顔面のリフトアップも希望される方には、表ハムラ法が適しています。「たるみがそれほど強くなく、ふくらみだけが気になる」方には、結膜側からのアプローチで対応できる場合もあります。

 

表ハムラ法で改善できること——4つの治療効果

目の下のたるみ手術(表ハムラ法)では、以下の4つの問題を同時にアプローチできます。

下眼瞼 目のクマ 下瞼のたるみ 目のたるみ ダークサークル

① 涙溝(なみだじわ)の改善

眼窩脂肪を涙溝部に移動させることで、目と頬の境界にできる凹みを埋め、影グマを軽減します。

② 眼窩脂肪の突出(ふくらみ)の改善

前方に突出していた眼窩脂肪を下方の凹み部分に再配置し、表面を平滑化します。

③ 目の下の皮膚・眼輪筋のたるみ改善

弛緩した皮膚と眼輪筋を引き上げることで、目の下全体のたるみを根本から改善します。

④ 中顔面(頬・ほうれい線周辺)のリフトアップ

中顔面リフトを併用することで、頬の下垂やほうれい線の改善も同時に行うことが可能です。

 

専門医が注目する重要ポイント——「ナビ/バタフライゾーン」とは?

POINT

目の下から頬骨にかけての領域は、「ナビ/バタフライゾーン」と呼ばれます。このゾーンは、加齢による脂肪の突出や中顔面の下垂によって影・くぼみ・たるみが集中して現れるエリアです。クマや老け見えを引き起こす主要因のひとつとなります。

表ハムラ法・中顔面リフトによってこのエリアを適切に整えることで、不自然なつっぱり感なく、若々しく自然な印象へと変化します。

さらに顔全体の総合的なリフトアップを希望される場合は、フェイスリフト(顔面挙上)との組み合わせも有効な選択肢となります。

 

よくある疑問「術後に涙袋がなくなる?」——専門医の見解

目の下のたるみ手術を検討する際によく挙がる懸念が、「涙袋が消えてしまうのでは」という点です。

適切な術式・技術で行われた表ハムラ法では、涙袋が消えるどころか、むしろ自然なかたちで涙袋が強調される結果になることが多いです。

鍵となる技術:眼輪筋サスペンション

眼輪筋を正確に引き上げて固定することで、以下が同時に実現されます。

  • 皮膚のたるみの改善
  • 術後の「あっかんべー(外反)」の防止
  • 自然で美しい目元の形態維持
 

高い技術が求められる理由——表ハムラ法に専門医が必要なわけ

下眼瞼手術(表ハムラ法)は、美容外科の中でも特に解剖学的知識と外科技術が求められる術式です。「どのクリニックでも同じ」ではなく、術者の解剖学的理解と経験が、最終的な仕上がりを大きく左右する手術であることをご理解ください。

安全で質の高い結果を得るために重要な技術的ポイントは以下の3点です。

1 隔膜強化による眼窩内圧の適切な維持
2 涙溝靭帯の完全かつ精緻な剥離
3 剥離部への眼窩脂肪の正確な再配置

これらの処置が不十分な場合、凹凸の残存・外反(あっかんべー状態)・左右差といった術後トラブルのリスクが高まります。

 

他の手術との組み合わせについて

当院では、目の下のたるみ手術に加え、以下の術式との併用も行っています。

  • 中顔面リフト:頬・ほうれい線周辺の下垂改善
  • フォックスアイリフト(目尻挙上・猫目整形):目尻を引き上げ、目元全体を整える
  • フェイスリフト(顔面挙上):顔全体のたるみに対する包括的な改善

お一人おひとりの状態・ご希望に合わせて、最適なプランをご提案しています。

 

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