優勝した服部くんは北関東でも1秒以上の差をつけて優勝していたし、
今大会も予選、準決と1着で上がってきていたので勢いがあった。
昨年はインハイに出ていない(たぶん北関東にも進んでいない)。
1年でよくここまで伸びたと思う。

伸びたと言えば、2着の保坂くん、6着三津家くん、8着の郡山くん。
この3人も伸びた。
保坂くんは昨年は1500mで県7着で南関東に進めず。
三津家くん、郡山くんはインハイ進めずに地区落ち。
悔しさをバネにインハイまで進むだけでも立派なのに、
更に上を見据えて練習を積んできたんだろうと想像が付く。

自分も2年の時に南関東8位。
『来年は絶対にインハイに行く!』 と思い練習してましたが、
決勝、日本一までイメージして練習はしていなかったな。

この決勝の舞台は、
そこまでイメージして練習を積んできた人しか立てない舞台。
日々の練習での意識、小さな事の積み重ね。
そういった事を人よりも地道に積み上げてきた結果なんだと改めて実感。

3着の戸澤くんは中学の時から見ていた選手。
彼は川崎の中学の出身で、全中でも3位と入賞している。
2年の時にインハイには行けると思ってましたが、彼も南関東7着。
今年の南関東でも5位で市船の2人にも負けていました。
インハイはどうかな?と思ってましたが、3位に食い込む辺りはさすが。
ここにピークを持ってきていたのか、
元々持っている能力を引っ張り出すきっかけがあったのか。

4着、5着の2年生コンビは少し残念な結果だったかな?
昨年1年生ながらインハイ決勝まで進んだ2人。
高柳くんは7月の兵庫選手権で昨年2位の村上くんを抑えて、
1’51”41で優勝しているし、前田くんも南関東を優勝している。

結果や動画を見ていて、前田君は調子が良かったと思う。
決勝ではラスト300mからの保坂くんとの競合い。
ラスト200mでの接触。 この辺りで少し消耗してしまったかも知れない。
でもそれが800m。この2人には来年期待したい!と思いつつ、
この2人を負かす同級生が出てくる事を期待してたりもします。

7着の山田くん。昨年はインハイ準決まで進んだ子。
実は今回の準決進出者の中に、 昨年も準決勝まで進んだ子が4人いました。
2012国体3位の木伏くんもいましたが、
そんな実績のある選手でも決勝に進むのは難しいんですよね。
一度跳ね返された準決勝の壁を、
1年間の練習の成果を発揮し越えた事は本当に素晴らしい!

と、昨年同様に長々と書いてしまいました(笑)
ここまで来れば800mマニアだな。