鎖国なんて、今時、時代遅れだというだろうが、江戸時代の日本はアメリカやヨーロッパに開国の圧力をかけられて、彼らに負けないくらいの国家を作り上げてきた。
白人たちは日本に鎖国をやめろと、自由貿易を求めてきた。それで、日本人もアメリカは自由の国だというので、アメリカに移住もした。
ところが日本人が働き者で、勤勉であることに危機感を抱き始め、日本人排斥という人種差別丸出しの法を作った。
これ一つだけをとっても日本が対米戦争を正当化できるものだった。彼らが開国を迫ってきたにもかかわらず日本人排斥というのは何事だ。この人種差別の構図と態度というのは今もアメリカには健在だ。
日本人は、それでは仕方ないと、万里の長城以内だけががテリトリーの、中華民国の隣にある辺境で不毛の地を開墾し始めた。
清国女真族に見捨てられた広大な地域だったにもかかわらず、満州は発展、繁栄していった。
満州国を打ち立てたのも、行き場を失い滅亡した女真族の清朝の再興の意味もあった。
戦後、それは日本の傀儡であり属国であったというのだが、今も昔も、そのような属国が発展したためしはない。満州建国は成功していたのだ。
これをよく思わない、英米などの白人国家の横やりと、漢民族の帝国復活の夢を捨てられない蒋介石の日本への嫉妬が相まって、シナ大陸が戦場と化してゆく。
これを機に日本はアジア解放のための大東亜戦争へと舵を切り、その戦争目的はほぼ、達成された。白人国家は日本に開国を求めたことにより、世界の植民地を失うことになった。
つまり、鎖国をやめ、日本が開国をしたのは結果論ではなく、白人による世界制覇を止めるという意味合いもあったのだ。
目的を達した日本は、海外との窓口を限定して、また鎖国をすればよいのだ。もう白人からの脅威はなくなったのだから。
江戸末期でさへ、日本の軍事力は世界を凌ぐほどのものであったわけで、これから日本は軍事強化にいそしみ、新しい江戸文化のようなものを発展させればよい。当時の日本の人口約3000万人。なんで、移民が必要なのだ。