劇団乙女少年団第11回公演「ピンクの指輪ちゃん」@新宿FACE
11月12日(金)に行きました。
(キャスト)
マコト(後にピンクローズ)~パンサー・管
マコトの父(ブルーローズ)~グランジ・五明
ピンクローズ(マコト)~ライス・関町
チューリップ~デッカチャン
ラン~ピクニック
スミレ~かたつむり林
ガーべラ~パンサー・向井
タンポポ~オコチャ
ホワイトローズ~ジャングルポケット・斉藤
キク~畑中しんじろう
レッドローズ~平成ノブシコブシ・吉村
ダンスチーム・パンジー~ライス・田所、ジャングルポケット・大田、武山
漫才トリオ~グランジ・遠山、佐藤、パンサー・尾形(ランの彼氏)
にぎやかし隊~楽しんご、アンナ、キャンディ畑あめこ、Love Me Do 他
*順不同・敬称略
(あらすじ)*表現、台詞など正確でない箇所が多々ありますので、「こんな感じだったのね」
くらいでお読み下さると嬉しいです。
生まれてすぐに母が亡くなり、父と二人暮しのマコトの楽しみは、家の物置小屋にある
母の洋服やお化粧品で遊ぶこと。
ある日見つけたピンクの指輪。
それをはめて魔法使いごっこも楽しいひととき。
父に見つかるといつも「男らしくしろ!」と暴力をふるわれ
「オヤジなんか早く死ねばいいのに」
その願いが叶い、父の葬式の日。
突然現れた男ホワイトローズ(以下ホワイト)にスカウトされオカマの道へ。
店には年長者で面倒見の良いスミレ、芸人の彼がいるメイド服のラン
イマドキのJkちっくなガーベラ、「もはや着ぐるみでしょう」なチューリップ
「雑」なオカマのタンポポ、ボーイズのホワイトとキク。
ホワイトから「ピンクローズ(以下ピンク)」と命名され、ピンクはホワイトに恋をする。
ピンクが入ったのでタンポポはクビになる。
オカマの風俗店かと思いきや、そこは「悪いヤツを殺す」殺し屋の組織だった。
ピンクは初めての「お仕事」の際、おののきつつもピストルを撃った瞬間から
「むしろ悪い人を生まれ変わらせてあげているのよ」
くらいの気持ちが芽生え、その後組織のエースに。
ホワイトさんに愛されたい、愛されるにはキレイにならなきゃ、キレイになるにはお金が必要
「愛されたい!愛されたい!!愛されたい!!!」想いが募るピンク。
しかしホワイトは組織のお金を奪ったマコトの父・ブルーローズの遺書に
お金の在り処が書いてあると睨んだボスの命令で、ピンクを組織に引き入れ
そして関係を持ったのであった。
マコトの父・ブルーローズと母・ピンクローズ、ホワイト、そして後に中国から一時帰国した
レッドローズ(以下レッド)は組織の創立メンバーだった。
レッドから両親が組織のメンバーだったこと、ピンクの指輪はメンバーの証として
4人夫々が持っていたこと、そしてホワイトがホモであることを聞かされ混乱するピンク。
ワタシのアイデンティティーはどうなるの!?
オンナとしてホワイトさんに愛されたいのに!!
愛されたくて仕方がないピンクに、レッドは優しく
「愛されることよりも愛することを覚えなさい」
一方クビになったタンポポは昔の仲間であるダンスチーム・パンジーに戻るが
「刺激が欲しい」と再び店へ。
ピンクを刺し殺してもう一度メンバーに復帰しようとするも、誤ってピンクを庇った
スミレを刺してしまう。
「早く逃げな!いいから早く!」タンポポを逃がすスミレ。
そこへやってきたキクに今まで言えなかった想いを告げ、今わの際のキス。
スミレは笑顔で死んでいった。
スミレの死以来「大切な人を失うことの哀しみ」を知り、仕事に躊躇いを覚えたピンク。
ホワイトはガーベラがボスであることを知り、また、組織への忠誠と
ピンクへの想いの間で揺れていた。
そんな折、ランの彼・尾形はランの仕事を知り組織を強請っていた。
ガーべラは漫才トリオの稽古場に現れ、「素人がクビをつっこむな」と警告と共に
お金を渡す。
しかし受け取ったのが遠山で、ガーべラの「大きいヤツに渡して」を佐藤のことと勘違い。
尾形は再度強請りをかけ、その結果人違いで佐藤が殺される。
ランと尾形はそのお金を持って逃亡。
ホワイトが組織の命令で自分に近づいたことを知ったピンク。
「ワタシじゃなくてお金が目当てなんでしょ」とホワイトにつめよる。
「誰もワタシのことを愛してくれない」と嘆くピンクに
「お父さんは君のことを愛していたよ」とホワイト。
父がピンク(マコト)に暴力をふるった夜は家に帰ってこなかったのは
殴ってしまった罪悪感でどうしていいのかわからなくなってホワイトの元へ行っていたから。
(ホワイトはブルーローズと関係を持っていた)
ハタチの時に突然大きな魚を持って帰ってきて「丸呑みしろっ!」と、強要したのは
ピンク(マコト)が生まれた時にレッドから
「ハタチになったらちゃんと魚を丸呑みさせるのよっ」
と言われていたから。
マコトと名付けたのは「男でも女でもどちらの人生を歩んでもいいように」との想いから。
・・・ワタシはお父さんから愛されていた・・・
その時初めて「ワタシの中でお父さんが死んだ・・・」
そして「人間(ヒト)として君を愛している。二人で逃げよう」とのホワイトの想いを受け入れ
「ワタシのアイデンティティーを全部あなたにあげるっ」
抱き合う二人の背後に両手に拳銃を持ったレッド。
「アタシに仕事させんじゃないわよっ」
乾いた銃声が2発。
ガーベラとチューリップの二人だけになったお店。
「人数減っちゃったね」「だけどガーベラちゃんがボスだったなんて」
ガーベラの手にはレッドから「仕事の証拠」として渡された2つのピンクの指輪。
そこへボーイズからオカマへ転身することを決意したキクが「よろしくお願いしますっ!」
変わってタイ国際空港。
黒のスーツに黒サングラスでキメたホワイトが登場。
その後ろから同じく黒スーツ、黒サングラスのマコト。
二人は熱いキスを交わし、タイの街へ。
ざっくりですけれども、こんな感じでした。
感想はまた後ほど。
引き続きお読み下さると嬉しいです♪