第93回 老化を促進する食べ物。無添加とは?
 
 
 本ブログのテーマは、リターンエイジング。これまでにも、リターンエイジングな話をしてまいりましたが、結局ところ、世の中には、反リターンエイジングな要因が、たくさん存在していて、体の中で、綱引きをしながら、徐々に、老化していくというのが、現実化と思います。
 
 飢饉、戦争、伝染病、公害など、つい50年ほど前までは、生きていくだけでも、大変な時代が永らく続いていたわけでして、世界的に見れば、未だに克服できていない地域もたくさんあります。
 
 そんな中、食べられるだけでも有難いのに、ケチを付けて、申し訳ありませんが、反リターンエイジングな食べ物は、やっぱり、食べない方が良いかと思いまして、これまでにも、お話したかと思いますが、改めて、お話します。
 
 
 
無添加とは?
 
 「無添加(むてんか、additive-free)とは、特定の物質が使用されていないことを表す表現である。何が無添加であるというような規定はない。」
 
ということです。
 
 つまり、何かを入れていなければ、無添加ということです。で、その何かの規定がないため、ほとんど、意味のない言葉になっているのが、「無添加」という言葉です。
 
 ということで、保存料無添加とか、合成着色料無添加、合成界面活性剤無添加などの表現になっていることが、多いかと思います。
 
 但し、保存料無添加には、pH調整剤ってのが代わりに入っていますし、合成着色料無添加には、合成していない着色料が入っていますし、合成界面活性剤無添加には、合成界面活性剤の分類に入っていない界面活性剤が入っていたりします。
 
 
 そんなわけで、もはや、一般の方が、成分表示を見ても、安全だとか、大丈夫とか判断は困難かと思います。(一応専門家の私でも、よくわからないことがあります。)
 
 
 ということで、加工食品の類(たぐい)は、なるべく避けた方がいいのですが、お魚には、マイクロプラスチックや水銀など海の汚染物が含まれていますし、肉類にも色んなお薬が使われていたり、野菜にも農薬がついていたりすることもあります。
 
 なので、あまり神経質になりすぎると、食べるものがなくなってしまいます。ただ、同じものばかり食べていると、悪さをする物質の濃度が高くなって、肝臓の解毒作用でも処理できなくなってしまいますので、せめて、色んな食材を食べて、リスクを分散するのが良いかと思います。
 
 
老化を促進する食べ物
 
出来れば、以下の食品は、極力避けた方が宜しいかと思います。
 
 
高温で加工された炭水化物(シリアルなど):
 炭水化物を高温で加工すると、細胞の炎症を引き起こすアクリルアミドという有害物質が発生しますので、たまに食べる程度にしましょう。
 
燻製や缶詰、その他加工食品:
 燻製にはベンゾピレンという発がん性物質、缶詰には環境ホルモンなど、有害物質が含まれているので、少量が適量です。
 
精製された砂糖や穀物(白砂糖、白米、白いパンなど):
 血糖値を急激に上昇させるので、爆食いは避けましょう
 
乳製品:
 乳製品に含まれる乳糖(ラクトース)は血糖値を上昇させやすいので、大量摂取は避けましょう。
 また、ヨーグルトには、乳脂肪分を調整するため、大量のバターが含まれていたり、食べやすくするため、大量の甘味料が入っているものもありますので、カロリーを気にされる方は、要注意です。
 
動物性脂肪:
 細胞に炎症を起こす飽和脂肪酸が多いし、カロリーも高いです。
 
加工された油や揚げ物(マーガリン、フライドポテト、ピーナッツバターなど):
 トランス脂肪酸が多く、内臓や血管に脂肪が溜まっって、早死にする原因となります。
 
お菓子や清涼飲料水、アルコール:
 糖分が多く、血糖値を上昇させやすいと同時に、食品添加物も多く含まれているものが多く、摂取量も多くなりがちなので、最も反リターンエイジングな食べ物と言えるかもしれません。
 
 
 ということで、反リターンエイジングな食品は、どこにでも転がっているのですが、少量であれば、直ちに、悪いという事でもないので、誤解のない様にお願いします。(でも、気を付けましょう・・)
 
 
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