第68回 エイジングレスの敵!酵素で考える爆食いの年末年始の対処

 

 

 年末年始の恒例と言えば、美味しい食べ物やお酒を好きなだけ、飲み食いするなんて光景ですが、いつもと違って、アンデッド(バイオハザードのゾンビみたいなやつ)並みに、理性を失って、ついつい、食べ過ぎ、飲み過ぎになってしまう方も多いのではないでしょうか?

 

 そんな時に頼りになるのが、キャベジンとか、太田胃散とか言った胃腸薬ですが、食べ過ぎたあとに飲んでも、なかなか効果が出てくるには時間がかかります。

 

 そこで、エイジングレスな年末年始を過ごしたい方のために、食べている最中から消化を促進してくれる酵素のお話です。

 

 

事前準備

 

 消化と言えば、胃酸なんて思っている方も多いかと思いますが、胃酸やギ酸といった消化液は、溶かすだけで、量が減るわけではありません。

 

 胃や腸の内容物を減らそうと思えば、やはり、分解・吸収がカギとなってきます。で、分解・吸収の主役は、酵素・補酵素・腸内細菌たちですので、爆食いには、分解・吸収部隊をフル動員する必要があります。

 

 そこで、事前準備として、腸内フローラの活性化です。食物繊維やフコイダン系、乳酸菌系の成分で、腸内細菌の大増量を行っておきます。爆食い直前まで、積極的に、摂取しましょう!(エイジングレスにも、お勧めです。)

 

 

<食物繊維系の野菜>

ごぼう    2.7    いんげん豆    1.5  たらの芽    1.1
アボガド    1.7    芽きゃべつ    1.4    さつまいも    1.1
おくら    1.6    モロヘイヤ    1.3    にんじん    1.0
あしたば    1.5    しゅんぎく    1.1    切干大根    0.8

 

<食物繊維系の果物>

 

ゆず3.3  レモン2.0  きんかん2.3

トマト1.0

 

<フコイダン系の食べ物>

昆 布
▼真昆布▼がごめ昆布▼羅臼昆布
▼利尻昆布▼三石昆布▼細目昆布
▼長昆布
      

わかめ

▼生わかめ▼塩わかめ▼塩抜きわかめ

▼灰干わかめ▼糸わかめ▼板わかめ

▼カットわかめ▼子持ちわかめ▼茎わかめ

▼メカブ

 

もずく

▼糸もずく▼太もずく▼岩もずく

▼沖縄もずく▼能登もずく▼佐渡もずく

 

<乳酸菌の種類>

【1073乳酸菌】【kw乳酸菌】【r-1乳酸菌】【l-55乳酸菌】

【lb81乳酸菌】 【lgg乳酸菌】【n-1乳酸菌】【ns乳酸菌】

【L29乳酸菌】【L-92乳酸菌】【シロタ株乳酸菌】

【プロテクト乳酸菌】【ラクティス乳酸菌】【ビフィズス菌】

【ブルガリア菌】【ヤクルト菌】【コッカス菌】【クレモリス菌】 

【ラブレ菌】

 

 

 事前準備だけで、大変なことになっていますが、全部食べると、一足早く食べ過ぎになってしまいますので、各カテゴリーから、1品ずつでも、食べ続けることをお勧めします。

 

 

消化を助ける酵素たち

 

 はっきり言って、事前準備が完璧な方は、爆食いもしない方でしょうから、心配ないかと思いますので、家族や仲間に危なそうな方がいらっしゃる方にお勧めください。

 

脂肪を分解する酵素リパーゼを含む食品
明日葉、ほうれんそう、大根、

セロリ、人参、キュウリ、トマト、

イチジク、西瓜、梨

 

たんぱく質分解酵素プロテアーゼを含む食品
キャベツ、セロリ、ピーマン、パセリ、生姜、

にんにく、パパイヤ、パイナップル、キウイ、

梨、バナナ、林檎

 

炭水化物を分解する酵素アミラーゼを含む食品
キャベツ、レタス、ほうれんそう、サラダ菜、

モロヘイヤ、クレソン、スプラウト、ゴーヤ、

かぶ、大根、アボカド、柿、ぶどう、林檎、メロン

 

 各カテゴリーから、1~2種類を料理に使うと、分解・吸収力が高まって、食べ過ぎたときに、早めに楽になれるかと思います。

 

 注意事項としては、酵素や補酵素は、たんぱく質を基質とした物質のため、熱に弱いです。概ね、50℃を越すと、活性が低下していき、65℃ぐらいで、変質し始めます。

 

 但し、ビタミン類もそうなのですが、完全に変質するまでに、2時間以上加熱する必要があるとの報告もありますので、お鍋などで、すぐに食べてしまうような料理であれば、何らかの効果は期待できます。

 

 できれば、生野菜も合わせると良いかもしれません。

 

 因みに、冷凍食品(野菜、果物など)やフリーズドライ、カット野菜も、生鮮品の85%ぐらいは、栄養成分が残っているようですので、一人暮らしの方や少しでいいのにと思っている方には、お勧めです。

 

では、お大事に!