第65回 働かない人が長生き!?アリも過労死!?

 

 

 年賀状考えてて、来年は酉年だな~と思ってたら、鳥のカッコウは、自分で子供を育てないってのを思い出しました。

 

 托卵と言って、他の鳥の巣の卵を産んで、そこにいた、元々の鳥の赤ちゃんを追い出してまで、自分の子供を育てさせるらしいです。

 

 相手の鳥も、自分の子供を気づかないってのも、どうかと思うのですが、自分の子供じゃないってわかってて、育ててたら凄いと思います。

 

 

3割のアリは働かない

 

 アリの社会では、もっと明確に相互扶助の仕組みがあるようでして、3年ほど前のお話なのですが、

 

 「個々が社会の目標より自分の目標を優先してしまうことで社会をつくることができなくなるという、人間社会でもみられる「公共財ジレンマ」の実例を、人間と微生物以外で初めて発見した。」

 

 とのことです。

 

 わかりやすく言えば、アリの社会では、3割ほど働かないアリがいて、他のアリは、働かないアリのために、せっせと働いてくれるらしいのですが、働かないアリは、働くアリのためには、何もしないとのこと。

 

 これを「公共財のジレンマ」と言って、困ったことだというお話なのですが、なんと、働かないアリは、働くアリよりも、長生きするとことです。

 

 

アリも過労死

 

 働くアリは、どうやら、働きすぎて、過労死してしまうため、結果的に、働かないアリが長生きするとのことで、何やら、人間社会でも、起きているような気がします。(アリの社会に”過労死認定”なんて、制度はないと思いますが・・・)

 

 エイジングレスとまではいきませんが、働きすぎが、寿命を縮めているとすると、働き方を改めて、ぼちぼち仕事した方が良さそうな人は、たくさんいると思いますので、心当たりの方は、来年からは、エイジングレスな生活を目指すことをお勧めします。

 

 但し、気を付けなければならないのは、働かないアリの子供は、やっぱり働かないそうなので、仕事のサボりすぎは、ほどほどに・・・(働かないアリが増えすぎると社会が滅びるそうですので、私たちも、さぼりすぎて、会社が倒産したり、家庭崩壊なんてことにならないように気を付けましょう。)

 

 

アリから学ぶエイジングレスな生き方

 

 働かないアリが長生きなのは、働かないのが良いというよりは、働かないために、余分なストレスがかからないためと考えたほうが、良さそうな気がします。

 

 人でも、ストレスがかかりすぎると、ホルモンの分泌が悪くなって、ホルモンバランスを崩してうつ病になったり、体内の代謝機能や免疫力が低下して、様々な病気の原因になったりすることが知られていますので、ストレスに耐えられないと思ったときには、仕事も勉強もさっさと辞めてしまいましょう!(無責任な発言ですみません・・・) 

 

 せめて、無責任にならない程度に、不完璧主義を取り入れて、ストレスをためないようにすることこそ、エイジングレスな生き方の必要条件であることは、アリさんの生き方から見ても、明らかなようです。

 

 因みに、働かないアリは、子だくさんにもなる傾向があるようです。少子化で悩んでいる日本にとって、ヒントになるかもしれません。

 

<おまけ>

 酉年の”酉”は、酒のさんずいがなくなった文字らしいです。飲みすぎは、エイジングレスではない生活ですので、さんずいが取れたぐらいが、ちょうどいいかもしれません・・・と、自分に言い聞かせているところです。