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第36回 化粧品の美容成分は肌に吸収されているのか?女子力と浸透力の関係
コラーゲン、ヒアルロン酸、アスタキチンサン・・・近頃の化粧品には、様々な美容成分が含まれていて、その成分を目当てに化粧品を購入されている方も多いのではないでしょうか?
しかし、一般的に、お肌(皮膚)には、強力なバリア機能があり、健康が保たれている限り、外部の物質が容易に入り込めないようになっています。(もし、皮膚にバリア機能がないと、お風呂に入っただけで、お肌は水ぶくれなんてことに・・・)
高いお金を出して、高級な化粧品を購入したのに、効果がないなんてことになったら、悲しいですよね・・・
そこで、今回は、お肌の吸収の仕組みについてのお話です。
お肌の浸透力(経皮吸収)とは?
お肌(皮膚)は、3層構造(表皮、角層、真皮)となっていて、通常は、外部の侵入物から、体を守る役目をしています。健康な肌のバリア機能は強力で、ウイルスさえも侵入できません。
(ウイルスやバクテリアなどを防御しているのは、皮膚の常在菌と抗菌たんぱく君たちです。)
これほど強力なバリアが皮膚を守っているのですから、美容成分もなかなか皮膚に浸透してくれません。(お肌の女子力が高い人ほど、浸透しません・・・)
では、美容成分は、どのような仕組みで、お肌に吸収(経皮吸収)されているのでしょうか?
現在考えられている経皮吸収のモデルは、物質の分子量(分子の重さ)の大きさによって、
①表皮 ・・・ 分子量3000以上の物質をブロック
②真皮 ・・・ 分子量 800以上の物質をブロック
③血管 ・・・ 分子量 100以上の物質をブロック
と、言われています。
つまり、どんなに高価で、すばらしい美容成分でも、分子量が大きいと経皮吸収されません。みなさん、よくご存じのコラーゲンは、自然界においては、分子量が10万以上なので、大きすぎて経皮吸収されることはありません。(アスファルトのように、でこぼこ道(肌荒れ)を舗装する効果はあります。)
そこで、最近では、低分子ヒアルロン酸、低分子フコイダンなど、分子量を小さくした商品も出ているようです。(私が見た低分子ヒアルロン酸の分子量は5000でした・・・)
<主な化粧品成分の分子量>
・魚のコラーゲン 60万
・動物性コラーゲン 30万
・ゼラチン(動物性) 10万
・コラーゲンペプチド 500~1万
・コラーゲンペプチド(魚ウロコ由来) 平均1750
・ヒアルロン酸 100万以上
・フコイダン 平均20万
・アスタキサンチン 596.8
・ビタミンC 176.1
・ビタミンE 430.8
・セラミド 397.6
・プラセンタ 数万~数十万
・プラセンタエキス(主成分アミノ酸) 100~200
・ナイアシンアミド 122.1
・グリセリン 92.1
・ブチレングリコール 90.1
・ジプロピレングルコール 134.1
・メチルパラベン(抗菌剤) 166.1
・フェノキシエタノール(抗菌剤) 138.1
・エタノール(殺菌) 46.1
・ミネラル(必須元素) 数十
・酵素 数百
・ジパルミトイルヒドロキシプロリン 607.95
(コラーゲンの材料:アミノ酸)
但し、分子量が小さいからといって、すべて浸透するということではありません。例えば、水(H2O)は、分子量18。
非常に小さい物質ですが、簡単には、お肌に浸透しません。これは、皮膚を覆うケラチン(たんぱく質の一種)や油脂成分が水をはじいているからと考えられています。
また、経皮吸収は、物質が通過する道の違いによって、通過できる物質の大きさが異なります。
①毛穴や汗腺から吸収される附属器官経路 ・・・ 分子量1000以下
②細胞と細胞の間を通って吸収される細胞間隙経路・・分子量500以下
③細胞内を通過する細胞実質透過経路 ・・・ 分子量500以下
ところが、健康でないお肌の場合、皮膚のバリア機能が低下しているため、上記の例は必ずしもあてはまりません。
表皮は厚さ0.2mmしかない上に、何らかの原因で、細胞膜が傷ついている場合は、大きな分子でも、比較的簡単に経皮吸収することもあります。
美容成分も、じゃんじゃん吸収することもあるかもと考えると、一見、良さそうな感じがしますが、皮膚や人体に有害な物質まで、どんどん浸透してきますので、お早めに修復したほうがいいと思います。
経皮吸収から考えたスキンケア
一般的に、コラーゲン(豚や魚の身が原料)などのタンパク質系や、ヒアルロン酸(鶏のトサカ)やフコイダン(モズクやメカブ)などの多糖類系の場合、分子量が巨大なため、肌からは吸収されにくいと考えられますが、同じナチュラル系でも、サイタイエキスなどのアミノ酸類は分子量が百~数百と小さいため、吸収しやすいと思われます。
一方、化粧品でよく保湿剤として使われる、BG(ブチレングリコール)、DPG(ジプロピレングリコール)などの石油化学薬品系の成分は、分子量が小さいため、肌から吸収されやすいと考えられます。
また、抗菌剤として、よく使われるパラベンやフェノキシエタノール、アルコールなども、分子量が小さいため、吸収されやすいと考えられます。(抗菌剤は、菌の細胞膜を破壊して死滅させます。肌細胞は・・・)
以上、経皮吸収という観点から考えると、お肌の女子力が高くて、健康な方は、あまり高級なスキンケア化粧品は必要ない(というか、もったいないかも・・・)と思いますが、お肌に異常がある方は、今、はやりの低分子なんとかという美容成分たっぷりのスキンケア商品がいいのかもしれません。(※タンパク質を切断して低分子化させると、アレルギゲン(アレルギーの原因物質)になりやすいので、アレルギー体質の方は、注意が必要です。)
現実的には、人それぞれですし、経皮吸収だけがすべてではありませんので、あくまでもご自分に合ったものをお探しください。(欲しい成分があったら、ネット検索で「○○ 分子量」(○○は、成分名)で検索してください。 コエンザイムQ10の分子量は、【863】でした)
ちなみに、生命科学的に言えば、肌細胞が欲しがるものだけ与えて、必要のないものは与えない。これが、肌細胞活性化の基本だと思いますので、あまり化粧品メーカーの謳い文句に惑わされないようにしたほうが良さそうです。
女子力アップにも、リターンエイジングにも、必要なのは、やっぱり【適度な運動、バランスの良い食事、快適な睡眠】です。
今回のテーマの結論を忘れていました。
<結論>
肌の女子力が高い人は、水系の化粧品(化粧水など)をはじいてしまい、浸透力は低いのですが、美容液やクリームのような油脂系の成分は、浸透しやすいお肌の状態と思われます。
一方、肌の女子力が低い人(肌トラブル中の方)は、肌のバリア機能が低下しているため、化粧水の浸透力は高くなっていると思われます。
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