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第19回 肌荒れの原因は抗菌タンパク欠乏かも?女子力アップのためにも肌荒れ解消!

 

 夏の時期は、体力や免疫力の低下により、食中毒や手足口病、プール熱などの感染症が流行りやすくなりますが、汗や日焼けによる皮膚のバリア―機能低下などにより、お肌もウイルスや細菌の影響を受けやすくなります。

 

 冬は、冬で、乾燥やインフルエンザなどのウイルスが増えるなど、肌トラブルの種は一年中続きます。特に、アトピー性皮膚炎やニキビ症などの皮膚疾患に悩んでおられる方は、休む間がないので深刻です。

 

 そこで今回は、最新の研究報告をもとに、お肌の免疫機能を高めて、肌荒れや皮膚の感染症を防ぐための対策の一つをお話したいと思います。

 

 

お肌を守る抗菌タンパクとは?

 

 微生物からヒトまで多くの生物は、抗菌活性をもつタンパク質/ペプチドを合成・分泌することにより、病原性微生物の感染から身を守るシステムが昔から知られているようです。

 

 抗菌タンパクとは、その名の通り、細菌やウイルスを防いだり、やっつけたりするタンパク質で、人の免疫機能の一部でもありです。特に皮膚の表面で働くことが多く、皮膚トラブルのいくつかは、抗菌タンパク不足であることが、近年の研究でわかってきました。

 

 通常は、必要に応じて体内で産出されるのですが、自己免疫システムの異常などで、十分な量が供給されないと、外敵から皮膚を守れなくなって、アトピー性皮膚炎やニキビ、肌荒れなどを発症するとのことです。

 

 代表的な抗菌タンパクである【カテリシジン】の場合、アトピー性皮膚炎の人は、健康な人に比べて著しく少なかったとの報告があります。

 

 カテリシジンは、抗菌だけでなく、細胞内で炎症を抑える働きもあるため、不足すると、細菌やウイルスを防げないだけでなく、皮膚のバリア―機能を突破して、侵入してきた敵とも戦えなくなってしまいます。

 

 また、【ダームシディン】という抗菌タンパクの場合、ニキビ症の人は、そうでない人の1/3程度しか存在していなかったとのこと。また、ダームシディンを人工的に増やして、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖を調べたところ、ダームシディンが多いほど、アクネ菌は減少したとのことです。

 

 ダームシディンは、元々、黄色ブドウ球菌や大腸菌に対しての効果が知られていましたが、アクネ菌にも効果があるとのことから、今後の応用が期待される抗菌タンパクです。

 

 最新の研究では、人だけでなく、魚の体表からも抗菌タンパクが見つかったようで、その名は、【L-アミノ酸オキシダーゼ】。

 

 お魚の場合、皮膚に角質層がないため、細菌やウイルスが侵入しやすい構造なのですが、L-アミノ酸オキシダーゼのお蔭で、外敵から身を守っているとのこと。魚の体表の粘膜に存在していて、寄生生物の侵入を防いでいる他、生化学的な生体防御をしている極めて大事な抗菌タンパクです。

 

 養殖場などでは、抗生物質や抗菌剤などのお薬を使って、お魚の病気や寄生虫を防いでいることもありますが、抗菌タンパクをうまくコントロールできるようになると、薬を使わないおいしいお魚が食べられるようになるかもしれません。

 

 

抗菌タンパク増強で、免疫力アップ ⇒ 美肌

 

 すばらしいお仕事をしている抗菌タンパクですが、皮膚の免疫システムは、様々な仕組みが総合的に働いて、システムを構成しています。従って、抗菌タンパクだけを増やしても、効果は限定的なものになってしまいますので、折角、努力するのであれば、免疫システム全体を活性化して、肌トラブルを失くし、理想的な美肌環境を実現したいところです。

 

 

1.抗菌タンパク増産

 

 4週間の間、毎日コーヒー600cc飲むグループとお茶600ccを飲むグループで、抗菌タンパクの増加量を比べてみたところ、血液分析の結果、お茶のグループの方が、コーヒーグループの5倍も増加していたとのこと。また、番茶よりも煎茶、煎茶よりもテアニンが多く含まれる玉露のほうが、抗菌タンパクが増えていたとのことです。(高級なお茶は、健康にも良さそうです(^_^;))

 

 また、抗菌タンパクは、体内での生成にビタミンDが深く関与していることが知られています。しかも、動物性のビタミンD3が最も効果的とのことです。ビタミンDは日光浴でも増加(体内で産出)することが知られていますが、日光を浴びていても、動物性のビタミンD3が少ないとビタミンD欠乏症になることから、やはり、食事での摂取が欠かせません。(※ビタミンDには、D2とD3の2種類があります。)

 

 お勧めは、鮭、秋刀魚、鯖などの青魚です。ほとんどの場合、切り身一切れで、一日の必要量(2.5μg)を摂取できます。卵、椎茸、しめじにも比較的多く含まれています。ビタミンDは脂溶性なので、油を使った料理にすると効率的に吸収されます。青魚の場合は、元々、脂が多く含まれていますので、焼き魚にするだけでも十分かと思います。

 

 

2.善玉菌増強

 

 皮膚には、常在菌がいて、皮膚のバリア―システムの一翼を担っています。ところが、常在菌には、表皮ブドウ球菌(善玉菌)と黄色ブドウ球菌(ちょっと悪玉菌:化膿や食中毒の原因)がいて、常に勢力争い(勢力争いをすることで、ほかの菌が割り込みにくくなるらしい)をしていますが、抗菌タンパクが増えると、善玉の表皮ブドウ球菌が優勢になるとのこと(どうやら、抗菌タンパクは、菌を差別しているらしい・・・)。

 

 常在菌の最大の敵は、合成界面活性剤(石鹸より遥かに強力な洗浄力を持つ)。合成界面活性剤で皮膚を洗うと、常在菌はほぼ壊滅状態になるうえに、餌である皮脂もなくなってしまいます。皮脂も皮膚のバリア―の一つであるため、二重の意味で悪影響があります。(ゴシゴシ擦ると、表皮にある抗菌タンパクも剥げ落ちてしまいます)。

 

 皮膚が元気な人であれば、皮脂が体内から補給されて、やがて常在菌も復活するのですが、肌荒れの方や水仕事の多い方は、なかなか正常に戻りません。そのため、ハンドクリームやフェイスクリームなどを使われる方が多いのですが、この中にも数種類の合成界面活性剤が(水と油を混ぜるための乳化剤して)含まれていることが少なくありません。(要成分確認です)

 

 お勧めは、皮膚の洗浄は、お湯(水)だけで行うことです。お風呂も、お湯に10分浸かるだけで、80%程度の汚れが落ちると言われていますし、タモリさんや福山雅治さんも、実践していますので、一度試してみては如何でしょうか?毎日でなくても、一日おきでも効果はあると思います。(どうしても石鹸を使いたい方は、無添加の純石鹸(石鹸素地)がお勧めです。)

 

 余談ですが、お肌に生息しているのは、常在菌だけではなくて、ニキビダニやトキソプラズマといったダニの仲間も生息していて、過剰な皮脂を食べて掃除してくれているらしいです。

  

 但し、増えすぎると悪さすることもあるとのことですので、常在菌がいなくなるからと言って、洗顔しないのはNGです。何事も、ほどほどが良いようです。

 

 

3.皮膚の修復力増強

 

 皮膚の防御システムは、抗菌タンパク、常在菌、皮脂層、角層、表皮など何重にも防御する仕組みになっていて、余程のことがない限りは、正常に作用するのですが、それでも、紫外線や化学物質、花粉などの影響を受けて、皮膚の中までダメージが及ぶことがあります。

 そんなときのために、自己修復機能を高めておけば、安心できるというものです。

 

 お勧めは、こちら・・・

 

1.ハトムギ茶(ヨクイニン:美白、美肌効果)
2.緑茶(テアニンの多い玉露・煎茶がお勧め:抗酸化、抗菌効果)
3.青魚(オメガ3脂肪酸:細胞膜の修理)
4.トマト(リコピン:抗酸化効果)
5.ダークチョコレート(フラボノイド:ポリフェノールの一種)
6.ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜(ケール、カリフラワーも仲間です)

7.大豆製品(納豆、豆腐、豆乳など:タンパク質)

 

 また、皮膚細胞自体が元気に細胞分裂してくれるのが一番ですので、新陳代謝をあげるために必要なエネルギーを増やしてくれるミトコンドリアくんにも気を使ってくださいね♡(詳しくは【第11回 お肌が若返る?ミトコンドリアの活性化でアンチエイジング?】を参照ください)

 

 

http://www.elegadoll.com/