映画 オペラ座の怪人
「君だけが私の音楽に翼を与える」
「醜いながらも、それでも美に憧れる」
「地下にいながらもそれでも天国に憧れるのだ」
「私をとらえてはなさないの」
「あなたを思って泣いた涙はやがて凍り、憎しみの涙にかわった」
「どうして私を苦しめるの?」
ずっとみたくてみていなかった映画。思った以上に良かった
人間の光と闇がわかりやすく描かれています。そして恋心の二面性も最後の最後までもちこし見事な結末を迎えました
人がひかれるのはどちらなのか
人が選択するのは甘美な美なのか、それともそこにある光なのか
暗闇の中にたまにみえる光りを選ぶのか、横にある陽だまりを選ぶのか
どちらが幸福ということなのかは一目瞭然ながらもたまに遅いくる抉るようなファントムの魅力にクリスティーナは何度も翻弄されます。しかし大人になりきれていないファントムの内面を見抜きラウルを選びました
クリスティーナとファントムの間に確かに愛はあったのだけれど、顔だけじゃなく心も醜くなってしまったファントムは何度も訪れた幸せへの道を自らたってしまいます。
クリスティーナを得る技量はもちながらも、不安と怯えのあまり、隔離しようと無理強いしたことがファントムの敗因でした。
キャスティングが恐ろしく良かったです。
好青年であり勇敢な正義感のもちぬしラウル
仮面で素顔をかくしながら、あらゆる芸術の才能をもつ天才ファントム
父をなくし孤独の中でファントムの歌声に自らの歌声もゆだねた美しく純粋な女クリスティーナ
ファントムが与えたクリスティーナの歌により
クリスティーナに恋したラウル
育て上げた少女が自らが指南した歌によって表舞台の男性に奪われてしまったファントム
全ての役者が偏りがない魅力を放っており最後まで楽しめる緊迫感を放っています