日常 日曜からの月曜
気づいたら上司に娘さんが産まれてから一か月がたち
気づけば甥っ子は一歳になっていた
月日がたつのははやいね、なんて、3月なのに寒いねと同じくらい無意味で倦怠な問いかけをしてしまう。そこから始まる会話を第三者の立場で眺めていると日本人のなんと賢く優しいことか。
近頃25歳以上はアラサーで35歳以上はアラフォーだなんてとんでもない通があるらしい。
ではアラウンドとは一体全体なんの中味をもって中学生英語教科書に登場したのだろう。
今の時代では幼稚舎かもしれぬが。
まさか言語にまで二重の性格を持たせようとしているのでは、そう思うとまるで思想の双子のようだ。
自らが違う道を探して周りは区別しようとやっきになって間違いを犯す。
2日間はずっと家にいたがそれでもレンタルDVDを返すまでの日曜の20時まで、時間はとてつもなく短く感じた。
アレルギーは私に掃除をせい掃除をせいとせかし、
鈍鬱とした精神は私に刺激をよこせといってくる
感情の抑揚を円状の物質にたよるなどまるで貞操者が18禁のそれに頼ることと対して変わりはないように思える。これ以上に笑い話があるだろうか
DVDを返した帰り、真直ぐ家には帰りたくない反骨心がわいた。
同じく反骨心の塊のような中高生がたむろっていた古本屋のドアを動かし、なんともなくぶらぶらと物色を始めた
昔よりも探すのが下手になった
本に触るのをためらう自分もいた
この昔と同じ時期、この古本屋と同じチェーンの古本屋で、元気のいい友達に抱きつかれたことを思い出した。
あいかわらず元気がいいなと困っている自分とまんざらでもなく嬉しいと思っている自分が混在してたぶんあの時私は変な顔をしていただろう。
実用書の前で立ち止まり何冊かパラパラと手に取り値段と好奇心に見合うものを買うことにした
最初から綺麗に読み進めていたら、赤い線が引いてあるところがあった
私の前の持ち主は何かまとめようとしていたらしい
それとも何か思い悩んでいるような気がしないでもない
同じものに興味をもつ誰かがどこかにいると知るだけで何かが許された気分になる
