粘土
あいつからでてる粘土
あいつからも、ほら、あいつからも・・
吸着率の割合を合わせれば、それはくっついていく
ただ時計と生きるだけで
灰色の粘土たち
生ぬるい体温をおびて
めり込んでいき
私はどこかに消える
ただふわふわとした
適応から来る残虐性と、連帯の意味を持って
私を囲い
私をめりこませる
窒息をしてしまいそうだから
酸素を使わぬように
考えることをやめる
もがくと簡単に形は変わるが
それは自分を取り巻く粘土の形がかわっただけで
カメラを遠ざけていけば
私を囲う大きな粘土の塊の形は変わっていないことに
容易にわかる
分かってもなんにもできないとしり
事態はいっそうわるくなる
粘土さえ
居心地を悪くしなければ
解放されない
しかしそうした時
私は人ではなくなる
生きる意味をなくした
生物に
この世で最も不可解で汚らわしい
それになる