
こんにちは。大人かわいい古道具『レトロスパイス』Sonomiです。
実は、おととい夫と二人で、安曇野の「とんぼ玉美術博物館」に行ってきました^^
子供抜きのロングドライブは、久しぶり。
良いお天気で、富士山は見えるし、紅葉はきれいだしで、なかなかのドライブ日和でした。
ま・・・相変わらず私は話し始めるとそれに夢中で、風景は見てるんだか見てないんだか・・・
というカンジではありましたが(^^;、
でも、中央高速沿いの紅葉は素敵でしたよ♪
博物館も珍しいトンボ玉がたくさん展示してあって、ガラス好きは要チェック。
とんぼ玉だけでなく、古い氷コップ、皇室の銀のボンボニエールも多数あり、
アンティーク好きはテンション上がる場所でした♪
蜻蛉玉しかないと思っていたので、なんだか得した気分。
しかし、今回のドライブの本命は、トンボ玉。
以前、「北海道のコレクターさんが手放したトンボ玉が、たくさんうちにやってきた」というハナシをブログに書いたと思うんですが、
手元にあると
「トンボ玉君、君は一体どこからやってきたの?」
と思っちゃうわけで、
最近私はスキを見て、とんぼ玉について調べまくっています。
だって不思議じゃないですか、「何百年も前の物との運命の出会い」みたいで。
でね、とんぼ玉って調べてみると面白くって、これがけっこうはまるんです♪
今回、お初にお目にかかったのは、紀元前4世紀のフェニキア人頭玉。
思ったより大きかったです。
↓↓

(画像は、「世界のとんぼ玉」から引用)
その他にも世界中のアンティークビーズがたくさん展示されていて、とても勉強になりました。
でも、やっぱり「とんぼ玉がどこで作られたか」というのを特定するのは、学者であっても難しいんですね~。
たとえば、台湾ではこんなアクセサリーがよく出土されています。
↓↓

(画像は、「世界のとんぼ玉」から引用)
これは19世紀の台湾の物なのですが、当時台湾ではグラスビーズは生産されてはいませんでした。
ビーズはどこかで作った物を輸入してたんですね。
どこで作っていたのかは、未だ不明です。
どの国でも、グラスビーズの多くは外国との交易に作っていたので、「作った場所」と「発見された場所」が違うことが多々あります。
また、「世界のあちこちで同じような物が出土されている」という事実もあり、なかなか謎が多いのです。
もちろん分かりやすいのもあります。
近場でいえば、江戸時代の日本のビーズ(店内販売品)とか
↓↓

アイヌ玉(店内販売品)
↓↓

アイヌ玉もコレクターさんに言わせれば、北海道のものとロシアで作られたものは微妙に違うんだそうですが。
ちなみに石にしか見えないこれも、れっきとしたグラスビーズ(店内販売品)
↓↓

大塚山古墳または桜生古墳の出土品では?
と、とんぼ玉に詳しい方はおっしゃるのですが、真実は如何に?
グラスビーズは知れば知るほど謎が出てきて、私の「とんぼ玉君、君はどこから来たの?」の旅はまだ続きそうです。
にほんブログ村に参加しています。
バナークリックで応援していただけると、
うれしいです(^^)
素敵なアンティークをいろいろご覧いただけます
↓↓↓
にほんブログ村
トンボ玉/由水 常雄

¥2,100
Amazon.co.jp
世界のとんぼ玉/谷一 尚

¥3,570
Amazon.co.jp
旅するとんぼ玉/上田 慎司

¥1,750
Amazon.co.jp