DON'T TRY THIS AT HOME! -2ページ目

いざ、出陣! ダイエット初夏の陣 その1


【なつかしい! 今はなきBODY Maker.(決してHな雑誌ではありませんよ)
      表紙の美人ビルダーはシェリー・ビーティだ。
                            ………あれ、何だ? 変なのが見切れてるけど……】


  【シェリー・ビーティ! 当時は憧れました。ご覧の通りの美人ですけど、この男勝りの筋肉美……格好いいんだけど女性として見たら、ちょっと萎えちゃいますよね】

 お待たせいたしました。本業の 仕事が忙しいのとまだ使い勝手に慣れず、更新に時間を食ってしまいました。ウカウカしている内にもうそこまで夏の決戦が迫って来ていますからね、情報はタイムリーでないと。
 この記事を書いている私自身、これから難攻不落の砦を攻め落とそうと戦の渦中に居るのですから、みなさんも私の孤軍奮闘の戦況報告から、何かひとつでも有益なヒントを発見できたならば、幸いな事だと思っています。
 攻め落とす砦というのはもちろん言葉のアヤですが、実際のところ『敵は本能寺に在り』なのでは無く、最大の敵は、実は自分自身の中に居座っているのですね。
 身体にしがみついている厄介な贅肉や、食欲や怠惰な生活習慣という手強い敵。そうした自分の中に居座っている(取り憑いている.と言うべきかな)招かれざる敵の軍勢を撃退して駆逐するためにはどう戦うべきなのか、それにはまず布陣図に基づいて確固たる布陣を敷き、戦術を練り、しっかりとした攻略法・作戦を立てて望まねば成りませんからね。
 おのおのがた、くれぐれも無謀な負け戦に走り、討ち死にをなされぬよう





 【現在服用中のサプリメント。カルシウム剤を除いては、全てアメリカ製ですが、これらを一度に頬張ろうというわけではありませんよ、お菓子じゃないんだから(笑)
……ああそうか!わかった、サプリをお菓子だと思って出てきたんだ。写真に見切れているのは、部屋に住み着いてる座敷童(ざしきわらし)の子だ】


 ダイエットに関する実質第一回目となる今回は、我々の頼もしい援軍について。皆さんが一番気になっているであろう"サプリメント"というものの定義を、今一度きちんと踏まえる事から始めましょうか。
 ひと言でサプリと言っても、ちまたには様々なレベルの商品が溢れかえっていますよね。我が国でも健康食品と並びサプリメント市場は急成長を見せ、2010年の試算で3兆2千億円に達するまでの市場規模となっています。日本の国民の6割が、なんらかの形でサプリメントを利用した.というデータがあります。
 私がボディビルを始めた頃は、ボディビルダーというマイノリティ市場に参戦していたサプリメントメーカーといえば、米Weider社と提携していた森永製菓など、国内ではまだ数社を数えるに過ぎませんでした。現在では、ビルダー御用達のプロテインがダイエットに使われていたり、一般的な健康・美容向けのサプリと、ビルダーやアスリートといったヘビーユーザー向けサプリとの境界は次第に曖昧になってきています。
 私がボディビルを始めた当時はまだ現在のようにインターネットも発達してませんでしたので、目敏いビルダー達は、まだ東京にしか無かったアメリカ製輸入サプリを取り扱う店に入り浸ったり、割高になっても個人輸入で最新サプリメントを取り寄せねばなりませんでした。あたかも危ないドラッグを嗅ぎ付け暗躍するジャンキー達の様にして(笑)
 そうまさに、プロテイン中毒の筋肉ジャンキーだった。

 ところでみなさんは、ボディビルダーという人種についてどういうイメージをもたれていますか?
巷にはあいかわらず"筋肉馬鹿"などというボディビルダーを揶揄する偏見用語がありますが、ボディビルというスポーツは、他のアスリートより或る意味シビアに栄養学の知識を問われますし、トレーニングの苦痛だけでなく、食欲に打ち克たねばならない強靱な意志を兼ね備えたストイックな人達であり、意外にクレバーな人達が多いものです。
 煙草を吸っているビルダーが居ないわけではありませんが、喫煙やお酒に依存した自堕落な生活をしている方にはとても務まらないスポーツでしょう。私も昔はヘビースモーカーの一員でしたが、きっぱりと禁煙してから随分と経つので二度と喫煙しようなどとは思わないし、お酒もたしなみません。
 "適量のお酒は百薬の長"などとよく言いますが、これはどうやら飲んべえが我田引水の為にでっち上げた諺のようで、人間の身体はそもそもアルコールを摂取するようには設計されていないといいますから。もし健康的な身体を獲得したければ、煙草とアルコールは慎んだ方が賢明でしょう。
 話をビルダーの生態に戻しますが、ボディビル・コンテストの様子など見ていると、あのナルシズムの極地の様な独特の熱気が、部外者には異様な光景に映るのでしょうが……私自身はそうしたナルシシズム的な興味はありませんでしたし、筋肉を誇示するような事は無粋だと考えていましたので、外出時にこれ見よがしに筋肉をアピールするタンクトップ姿といったビルダーファッションにもついて行けませんでした。
 プロレスラーや格闘家じゃないんだから、いかにもこれ見よがしのマッチョ・マチズモというのは、あざとすぎて嫌味ですからね。私はTシャツ姿になる時もオーバーサイズを選んで、肩や胸の筋肉が目立たないように気を付けています。
 ただ、日頃の成果を見てもらいたいビルダー達の気持ちもよく理解できる積もりです。これはあのトレーニングの苦しみを味わった者同士で無ければ解り合えない、ある種のシンパシーなのでしょう。

 つい脱線してしまいましたが、話を筋道を元へ戻しましょう。ビルダーに限らず現代のアスリート達は、栄養学の知識を持ち合わせていなければならないという話でした。
 私も、プロテインやB.C.A.Aなど各種アミノ酸、ビタミン類など、サプリメントや栄養学に関しては、必要に迫られマッスル&フィットネス等の雑誌から随分学ばせてもらいました。



  【日本版は出ていなかったがMUSUCULARという雑誌もあった.表紙の色遣い、Hな雑誌と誤解されそう】 

 ボディビルダーとしての私の経験から導き出された結論のひとつは、
どうせ飲むなら、国産サプリ<アメリカ製サプリという事です。
 出来ることなら、今大変な困難に立ち向かっている日本経済を支援したいのは山々なのですが、コストパフォーマンスを考えるのなら、やはりこちらの方が賢明な選択と言わざるを得ません。
 なぜなら、ボディビル本場のサプリのクオリティは、我が国の技術をもってしてもまだ日本の5-10年先を進んでいると言っても過言では無いからです(コエンザイムQ10の様に日本の原料メーカーがトップシェアを占めているという例外はありますが)。
 さらにアメリカ製サプリはその市場のスケールメリットから、よりリーズナブルに提供されているからです。日本のサプリと成分を比べた場合、コストパフォーマンスが高く割安であること。
 以上が、私がアメリカ製サプリメントをお奨めする理由です。




【なつかしい米・"CYBERGENICS/サイバー・ジェニックス"社の広告。ずいぶんお世話になったものでした。製品に同梱されていた説明書が残っていた。TOTAL BODY BUILDING SYSTEMというのは、色々なサプリが箱にセットになっていて、いかにも筋肉に効きそうだった】

ちなみに、アメリカ製サプリを服用する際に気を付けなければ成らないことは、きちんと用法を確認すること(こうした情報はネット上で確認できますし、アメリカのサプリ通販サイトは成分や効能などが和訳されていますから英語が得意でなくとも大丈夫です)。
 それと、そもそもが外人向けに開発されたカプセルやタブレットなので、日本の錠剤に比べサイズが大きいものがありますから、喉に詰まらせないように気を付けること。
 今は製法も進んでそれほど大きな錠剤は見掛けませんが、昔はあめ玉の三倍近くあるタブレットがあり、水無しではうまく飲み込めない事がよくありました。同様にフォーミュラは外人の身体向けに設計されているので、女性や小柄な方は容量を調整(一回二錠の用法なら一錠に)して様子を見てみる方が良いでしょう。今思い付くのは、それくらいでしょうか。

 掲載写真には数種類のサプリメントが並んでいますが、私はいわゆるバイタミン・バイター(ビタミンを囓る人を揶揄した呼称)でもサプリ中毒でもありませんので、これら全部を一度に服用するようなマネはいたしません。
 世の中には一日に40数種類ものサプリを飲んでいる人がいるそうですが、もうそれだけでお腹いっぱいになってしまいますよね。そんな無謀なやり方では複合副作用の心配がでてきますし、サプリが主食の様になってしまっては本末転倒というものです。やはり栄養は、きちんとした食事で取るのが人間の基本ですからね。
 ただ食事制限でダイエットを試みると必須栄養素まで欠乏してしまい、やる気を無くしてしまって日々の生活や仕事に差し支えたり、体調をくずしてしまったとあっては長続きしません。場合によっては命に関わる事態とも成りかねませんから、こうしたサプリメントはリスク回避のためにも欠かせないものです。
 サプリメントというものは、あくまで栄養補助剤・脂肪燃焼補助剤として、あなたの頭の中に位置づけてください。
医薬品ではありませんから、副作用などは無いものとされていますが、前回申し上げたように人の体質はさまざまですから、油断は出来ません。
 実際、サプリメントによる健康被害が、医療現場で問題になっているといいます。
30代のある女性がダイエットの目的でαリポ酸(ホウレン草によく含まれている成分)を摂取し始め二週間後、手の震えや冷や汗が出て意識を失うといった深刻な症状があらわれた。
 医師の診断を仰いだところ、インスリンが通常の100倍も分泌され血糖値低下を招いていたらしい。αリポ酸もインスリンも血液を構成する成分です。ただαリポ酸が大量に体内に取り込まれると、インスリンに対する抗体ができインスリンが機能しなくなり、機能しなくなった分を補おうと膵臓は大量のインスリンを分泌してしまう。時間経過の中でなんらかの切っ掛けで抗体が離れバランスが崩れると、こうしたインスリン過剰の事態を招くのです。
 こうした深刻な副作用が、全ての人に起こるのでは在りませんが(そんなだったらそもそも製品に成らない)ある体質の人には起こる可能性があるのです。
 実際、皮肉な事に私がその一人でした。某国内ブランドのαリポ酸(恐らく前述の女性が飲んだものと同じ物だろう、その時点ではこうした副作用に関して知らなかった)を試してみたところ、いきなり何だかお酒を呑んだ時みたいに顔が赤らんできて心臓がドキドキし始め、これはいかんと服用を中止した経験があります。
 私の体質に合わなかったのでしょうが、トラウマになって以来、たとえ安くてもこの国内メーカーの製品には手を出さないようにしています(笑)。
 当ブログに紹介するサプリメントやその他の製品は、あくまでユーザーサイドに立ったコンシューマーリポートに徹するつもりです。いわゆる商品レビューの中には、企業やお店のお先棒担ぎ様な記事が結構多く見受けられ、実際購入してみたらまんまと騙された、という事も珍しくありませんからね。
 ショッピングサイトのレビューの中には、そういう事が趣味の人なのか、ポイント欲しさで投稿してるのか、それほどでもない商品を無理矢理ホメそやしているレビューもあって、書いてる人の無責任さに眉をひそめたくなることがあります。
 私はそういう、詰まるところ不誠実な嘘っぱちをつく事はできない性分なので、実際使ってみて効果が認められた製品のみをお奨めしていく積もりですが、それが個々人の体質に合うかどうかは保証の限りではありません。
 試してみたいと思われた方は、サイトで謳われている効能を鵜呑みにして盲信するのでは無く、商品に投稿されている消費者のレビュー(これも鵜呑みにしてはいけませんよ、客観的なレビューは主観だけに囚われず、たいてい短所も合わせて指摘しているものです)を参考にしながら選択されると良いでしょう。
 また、何らかの病気をお持ちの方、現在医師の処方を受けている方は、かならず医師の指導を仰いで下さい。血圧降圧剤とグレープフルーツの危ない飲み合わせの様に、薬品には相性があるからです。
サプリメントの成分に関して詳細を知りたい方は、以下のサイトを参考にしてください。

国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報   http://hfnet.nih.go.jp/






【これは ergomax C 150アメリカ製のクレアチンのタブレット。アスリートの筋肉増強剤として開発された物だが、今はもう市販されていない。戸棚を整理してたら当時の領収書と一緒に出てきた、今ならもっと安価で手に入るが、当時一箱8千円もしてた。飲み残しに成っていたと言うことは、一時肩の神経を痛めてトレーニングから遠ざかっていた時期のものだろう。消費期限を確かめてみたら、ナント15年も前に切れてる! もう捨てなくっちゃだ 】

 またサプリメントには適した保存法がありますし、服用にはそれぞれ効果的な摂取タイミングというものがあります。効能にそんな注意書きは載っていませんが、一度に数種を頬張るような事は避け、時間を空けて服用した方が良いでしょう。
 私も厳格なスケジュールに沿っている訳ではありませんが、その日の体調やトレーニング・スケジュールのオン・オフによって数種を間を空けて飲み分けています。外出先や仕事中でも、最近はミネラルウォーターのペットボトルを持ち歩く人も増えましたから、あらかじめピルケースで一日分のサプリを携帯して出掛ければ、それほど面倒な事でも無いでしょう。
 次回からは、これらのサプリメントを種類別・目的.効用別に整理し、実感レポートに沿ってご紹介していく積もりです。