京都時計の八吋花柱時計、明治25年に製造された物です。
京都時計(京都時計製造株式会社)は明治23年(1890年)に創業(当時は合資会社京都時計製造会社)、2年後の明治25年に株式会社に改組された時計製造会社です。
明治23年に琵琶湖から京都市内へ水を引く為の水路「琵琶湖疎水」が完成し、その途中に作られた日本初の水力発電所からの電力を利用した「日本で初めて時計製造に電力を使った会社」でしたが、明治29年に火事で工場が全焼、その後再建するも名古屋への移転等を経て明治36年に廃業した短命なメーカーでした。
こちらの時計は「花」と呼ばれるボタン様の真鍮製の装飾が文字盤や振り子室の窓の周囲に付けられたタイプの柱時計です。
風防(文字盤のカバーガラス)と振り子室の窓には当時のままの表面に揺らぎのあるガラスが残っています。
振り子の玉(重り)にも細かな装飾が入っており、全体的に高級感を感じられます。
文字盤は当時の補修部品の紙製の物に交換されています。
ムーブメント(機械)には「25⭐︎9」の刻印があるので、製造年は同社初期の明治25年と思われます。
各部に経年による傷や文字盤の染み等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や欠け・割れ等は無く、文字盤の枠や振り子の玉も金色の輝きを残しており、全体的な程度としては経年なりの平均よりもやや良い位の状態だと思います。
時打は正時(0分)に時刻の数、やや高めの「ゴーンゴーン」という余韻のあるよく響く音色で鳴ります。
分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0~2分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。
サイズ/高さ:約47.2cm 幅:約30cm 奥行:約11.5cm (いずれも最大部)
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