KIENZLE(ドイツ) 本革携帯ケース入 小型アラームクロック 1920年代頃【068】 | れとろくろっく 時々ぃ猫 新商品紹介ブログ

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KIENZLE(ドイツ) 本革携帯ケース入 小型アラームクロック 1920年代頃【068】

 

 

ドイツ・KIENZLEの本革携帯ケース入の小型アラームクロック(目覚時計)、1920年代頃に製造された物です。

KIENZLE(キンツレ)社は1822年に創業され、現存するドイツでは最も歴史ある老舗の時計製造メーカーです。
柱時計やそのムーブメント(機械)を活かした置時計の製造から始まり、20世紀に入ってからは小型のムーブメントを開発して懐中時計や腕時計も製造していました。

こちらの目覚時計は小型・薄型の目覚時計を折り畳める革製のケースにセットし、旅行先等にも持って行き易いように作られた、後年には『トラベルクロック』と呼ばれたタイプの時計です。

1960年代後半(昭和40年代)以降には同じ方式の安価な物が国内外の様々な時計メーカーで作られ始めますが、当時にはこのようなタイプの時計は非常に少なく、販売価格も高額だった為、現存数が極めて少ないとても希少な一品です。

 

同時期に精工舎が小型・薄型の懐中時計のような4石入ムーブメント(機械)を使用した「MARCH(マーチ)」をベースに瓜二つの製品を作りますが、『高級薄型目覚』と称されたその携帯時計の販売価格は当時併売されていた硝子枠ウラビー目覚の約4倍もしたそうです。

 

ゼンマイを巻いたり時刻合わせをしたりする際は、付属の鎖で繋がった小型の巻き鍵を使用します(画像5枚目)。

これは懐中時計の名残でもあり、またつまみを廃する事で本体をより薄くする目的があったと推測されます。

 

各部に経年による傷や革の擦れ等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・凹み等は無く、全体の程度としては経年なりの平均からやや良い位の状態だと思います。

長短針・文字盤の夜光塗料は欠落こそありませんが、経年劣化によりほとんど蓄光・発光しません。

分解整備済みで現在±0-2分以内/日の精度で稼働しています。
 

サイズ/<使用時>高さ:約9.5cm 幅:約10.5cm 奥行:約11cm
    <携帯時>高さ:約3cm 幅:約10.5cm 奥行:約11.2cm

    (いずれも最大部)

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