精工舎の柱時計『十二吋丸小振付グレシャム』、昭和初期頃に製造された物です。
明治25年創業の精工舎(現セイコー)は国内で現存する最古の時計製造会社です。
同社では長い歴史の中で様々なタイプの柱時計や置時計・腕時計等を製造されています。
こちらの時計は丸型グレシャムと呼ばれるタイプの柱時計(掛時計)です。
※「グレシャム」とは丸い時計の枠の後ろに機械の入った四角い箱を背負ったタイプの時計で、箱が無く丸い枠が背面まで通った(=平たい円柱状の)タイプの物は「トーマス」と呼ばれます。
『十二吋丸小振付』という名称で、文字盤前面のガラスの直径は12吋(約30cm)、振り子が稼働している事がわかるように文字盤中央下に小さな丸窓が開いており、内部の振り子の竿に付けられた銀色の円盤が左右に動く様子を見る事が出来るという比較的珍しいタイプです。
背面には修理・整備をした時計店のラベルが3枚残っています。
店名等が右から左への横書きな事から戦前から使われていたラベルを昭和30年代までそのまま使い続けていたようです。
一番上のラベルの日付は昭和33年(1958年)6月12月ですが、同年7月1日にこの時計店のあった「(兵庫県)有馬郡三田町」は市制施行して「三田市」になる為、このラベルも使い納めだったかもしれません。
丸い枠の裏側上部には幅2〜3cmの欠けが3ヶ所ありますが、通常掛時計は目線よりも高い位置に設置する為、普段は欠けた部分が見える事はありません。
その他各部に経年による傷はありますが、目立つような大きな傷や割れ・凹み等は無く、全体の程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。
時打は正時(0分)に時刻の数、やや高めの「ゴーンゴーン」というよく響く音色で鳴ります。
分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。
サイズ/直径(高さ/幅):約41cm 奥行:約12cm (いずれも最大部)
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