舘本時計製造所 小判型柱時計 昭和初頭頃【W275】 | れとろくろっく 時々ぃ猫 新商品紹介ブログ

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舘本時計製造所の小判型柱時計、昭和初頭頃に製造された物です。

舘本時計製造所は大正時代末期から第二次世界大戦の空襲で廃業する昭和初期まで存在した時計メーカーです。

文字盤にはTとSを組み合わせたトレードマークが入り(※)、本体を多種多様なパターンの筆塗の模様が施された変わり種の柱時計で有名です。

※本品の文字盤はリビルド品に交換されています。

本来は時計卸商であり、ムーブメント(機械)を始めとして時計自体の製造は親族である佐藤時計製造株式会社が担っていたようです。

こちらの柱時計は全体のデザインが小判型になっています。

前面の扉の中央部分とその左右でペイントを変えたツートーンカラーになっており、さらに左右と本体側面はグラデーションカラーになっているという、独特な筆塗の模様で評価の高かった舘本時計らしいデザインの一品です。

扉の中央と左右の境界部分には数珠のような装飾が取り付けられアクセントになっています。

 
振り子室の窓には「極厚硝子」と呼ばれる角(縁)を斜めに落としたカットガラスが入っており、中央上部にも十字の切り込み装飾が入っているので、稼働中は振り子の動きに合わせてカットされた部分に反射光が映り込んで光り、独特な雰囲気を醸し出します。
振り子も円柱状の珍しいタイプで、振り子室の細長い窓の奥でも存在感があります。
振り子室内のラベルは「愛知県時計工業組合」の物なので、「日本時計工業組合(C.M.A)」に名称変更する前の昭和10年以前に製造された物と判ります。
 
各部に経年による細かな傷や金属パーツの錆等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・欠け等は無く、画像1枚目のように天面に吊り金具が写り込む程の艶も残っていますので、全体の程度としては経年なりの平均レベルよりもかなり良い状態だと思います。

時打は毎正時(0分)に時刻の数、ゴーンゴーンという低目の余韻を持ったよく通る音で鳴ります。

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約53cm 幅:約24.5cm 奥行:約10.8cm (いずれも最大部)

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