精工舎 小金筋合長(柳島工場製) 大正2年【W149】 | れとろくろっく 時々ぃ猫 新商品紹介ブログ

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※一部’50〜’70年代の電気式の時計も有ります
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こちらのブログでは新入荷の商品を随時紹介します。

精工舎 小金筋合長(柳島工場製) 大正2年【W149】

全体

文字盤

振り子室

背面

文字盤の裏側


希少な精工舎の小金筋合長柱時計、柳島工場時代の大正2年に製造された物です。
こちらの八角合長型の柱時計は『小金筋』というモデル名で、精工舎の創業当時の明治20年代のカタログにも一番最初に載っている定番の製品です。
文字盤の直径はやや小さ目の八吋(約20cm)ですが、明治40年代から大正時代初頭頃までは六吋(約15cm)サイズの文字盤を持つ小型柱時計(※1)と同じ小型のムーブメント(機械)が採用されている為、文字盤の鍵穴の間隔がそれまでの年代の物よりも1㎝程短いという特徴があります。
※1:ちなみにこの六吋シリーズは現存数がとても少なく、その中でも『六吋木地四ツ丸』は通称『姫達磨(ダルマ)』と呼ばれる特に人気の高い逸品です。

振子室内のラベルは黒地金彩のメダル4枚のラベルなので、製造年は明治40年代頃と判ります(※2)。
※2:左2枚が『ハノイ万国博覧会(1902〜1903年/明治35〜36年)』、右2枚が『東京勧業博覧会(1907年/明治40年)』の受賞メダルの為

背面には『大正貳年拾月貳日(大正2年=1913年10月2日)』に引受(=購入?)された旨の墨書きがあり(画像4枚目)、また文字盤の裏側には大正時代を経て昭和25年頃までの長い期間に何度も修理や整備を繰り返した事を示す時計店の書き込みがあります(画像5枚目)。

各部に経年による傷や塗装の剥がれ、カバーガラス枠の凹み等の痛みはありますが、ペイントの文字盤もオリジナルのままで、振り子室の窓の金彩も綺麗に残っていますので、全体的な程度としては平均的な状態だと思います。

時打は正時(0分)に時刻の数、やや高めの「ゴーンゴーン」という余韻のあるよく響く音色で鳴ります。

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で作動しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約48cm 幅:約30cm 奥行:約11.3cm
     (いずれも最大部)
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