精工舎 角型コメット夜光干支 昭和20年代半ば【083】
希少な精工舎の角型コメット目覚時計、昭和20年代半ばに製造された物です。
大正時代末に作られた「ウラビー」と呼ばれる小型のムーブメント(機械)からの発展形である「コメット」シリーズの一種です。
こちらの角型コメットは標準モデルの丸型に比べて1.4倍程割高だった為か現存数が少なく、さらに長短針と文字盤の数字部分に蓄光塗料を使用した「夜光干支」はその中でもとても希少なモデルです。
昭和24年発行の日本時計学会『時計』(画像4枚目)によると「近代的センスによりデザインされた意匠」は「優美で装飾品としても優れている」と言われていたそうです。
丸型が多数だった当時としてはとてもモダンなデザインで、またサイズも小さく可愛らしい雰囲気の一品です。
各部に経年による傷やメッキ部分の痛み等はありますが、目立つような大きな傷や割れ・欠け等は無く、全体の程度としては比較的良い状態だと思います。
長短針・文字盤の夜光塗料も一部がやや痛んでいますが、蓄光は生きているので暗所での視認性もまずまずです。
分解整備済みで現在±0-2分以内/日の精度で作動しています。
サイズ/高さ:約11.2cm 幅:約10.4cm 奥行:約5cm
(いずれも最大部/ツマミ等含まず)
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