アメリカ・SPARTUS製のキッチンクロック、1960年代頃に製造された物です。
当時のアメリカではキッチンの周辺に掛けられる事が多かったので、一般的に「キッチンクロック（Kitchen clock）」または「キッチンウォールクロック（Kitchen Wall Clock）」と呼ばれていた掛時計の一種です。
キッチンクロックとしてはやや大きめなのと、長短針や可愛らしいデザインの数字が太目なので、時間の視認性はとても良いです。
SPARTUS社はシルクハットや動物、小さな棚のような形等、独創的な様々な形状の掛時計を作っていた個性的なメーカーでした。
こちらの時計は文字盤がビーチボールや浮き輪のような「ビニール製」というちょっと変わった一品です。
中央のリンゴのイラスト部分には立体的に見えるような型押しが入っています（画像3枚目）。
ビニールの素材感を楽しむと同時に、汚れた時の掃除のし易さも考慮されているのかもしれません。
アイボリーのプラスチック枠等の各部に経年による多少の痛みは見られますが、目立つような大きな傷やひび割れ等は無く、ミッドセンチュリーのヴィンテージ物としては比較的良い状態だと思います。
分解清掃と軽整備済みで現在±1分以上の狂いは見られません。
ただしムーブメント（機械）が純正のままですので、国内ではアメリカと同じ60Hzの西日本でのみ使用可能、東日本でご使用される場合は60Hz→50Hzへの変換器が必要になりますので予めご了承下さい。
サイズ／直径（高さ・幅）：約23.2cm 奥行：約6cm
（いずれも最大部／電源コード等含まず）
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