食中毒が増加中とのことで情報番組で注意喚起されていました。

 

お弁当に鶏肉をはじめ、肉がおかずで入っていると、カンピロバクターが増えるので、食べる前に電子レンジで加熱する方が安心と医師の方が言われてましたが、コンビニ弁当とかなら買って加熱できますが、自宅から持参するような手作り弁当の場合、会社はまだしも学校に電子レンジがあるところは少ないんじゃないかなぁ。

 

お肉料理と言えば、最近予算や企画の問題で、テレビの番組で食べ歩きやアポ無しで飲食店でロケする番組などが増えましたよね。

 

そんな番組を観ていると、とんかつの芯がまだ薄いピンク色で出されたり、ジビエ料理などで周囲だけ焼いて内部は生の状態で出すなんてお店が多くてビックリします。

 

とんかつもジビエも調理工程観ていると、低温調理なんてしてないんですよ。

 

お店の人も「うちの豚肉はレアでも大丈夫」とかたまに言われる方がいらっしゃるんですよね。

 

私は地方の田舎だったので、新鮮な牛、豚、鶏だけでなくジビエもそれなりに身近でしたが、レアやたたきで食べてもいいのは牛だけで、豚や猪、鹿などはちゃんと火を通さないとダメと親に言われて育てられましたよ。

 

うちの祖父はジビエとか好きでしたから、知り合いの猟師がジビエを仕留めたと言えば仲間内で食べたり、うちへもお裾分けでくれたり、猟師からも直接連絡が来て猪とか買ったりしていましたが、うちに猟師が持ってこられる時には冷凍されていたり、「一度しっかり冷凍してからちゃんと火を通して」と言われていたのを覚えています。

 

猟師は「採れた」と連絡してうちに持ってくる時には冷凍されていたりするから、母親に「採れたばかりというのになぜ冷凍されてるの?」と一度確認したんですよね。

 

母親は「野生の猪とかは虫がいるからカチカチに凍らせて虫の息の根を止めるのよ。けど生き残っている可能性もあるからしっかり火を通さないと食中毒になる」と説明されたのを覚えています。

 

豚も同じで半生だと虫が生きていて食中毒になるとよく言われましたね。

 

フランス料理とかはお肉を低温調理しているところが多いから、レアでジビエ肉を出しているところがほとんどだと思ってますが、キャンプ飯とか流行ってからは、どうみても生の鹿肉とかを表面だけ焼いてレアで食べたりしているので、「大丈夫?」と思ったりすることが多いです。

 

九州でも熊本は馬肉を馬刺しで食べられるし、宮崎だと鶏は鶏刺しやたたきで食べられるけど、旅先で食べるのは安心感があるけど、都会で熊本料理や宮崎料理が食べられるお店があったとしても、そこで出される馬刺しや鶏刺しをその地方出身者ではない、都会ぐらしや他の都道府県のバイトの方とかが調理していると思うと、食べるのはちょっと躊躇します。

 

レバ刺しもユッケもちゃんと危険性を心得ている方が気を付けて調理しているところがほとんどだったのに、危険性と真摯に向かい合わず、低価格を売りにしていたから、加熱用のユッケを生食用として客に提供し、さらに加熱用のレバーを捌いた包丁で生食用のお肉も捌いていたり結果、食中毒を出した訳ですからね。

 

周囲にはサバに当たったとか牡蠣に当たったという人間はチラホラいますが、お肉で当たったとかお弁当が傷んでいて当たったという人は聴いたことはありませんけど、これから確かに食中毒など増える時期ですから気をつけましょう。