先日子供の要望でお昼は焼肉食べ放題、夜はテイクアウトの回転寿司ということになりました。

 

焼肉食べ放題は14時から90分。

 

たらふく食べて、そこから買い物や給油等をしての帰りに、アプリからテイクアウトのお寿司を注文。

 

回転寿司屋に車で立ち寄り、テイクアウト用のコインロッカーみたいなところでQRコードをかざして受け取って帰宅。

 

さすがに焼肉をたらふく食べて、3時間や4時間ではお腹があんまり空いておらず、6貫ほど残したんですね。

 

テレビ観たり入浴したりして、普段だと21時を過ぎたら食べないんですが、お寿司だし今日中に食べておいた方がいいかなと思ったのが23時を過ぎ。

 

食べ始めると、寿司飯の香りや醤油の味が、ふと懐かしいという感覚がしたんですね。

 

子供の頃に父親はよく接待とか飲みに行っていたのですが、たぶん接待や飲みの席の最後が寿司屋の時だけだったと思いますが、紐で結わえた折詰をちょくちょく持ち帰って来ていたんですね。

 

小学生の頃とか晩御飯を食べ終えて、あとは寝るだけという状況でまだテレビでも観ていたのか、ベッドに入っていたけど父が帰ってきた気配で起きたのかとか、覚えていませんが、22時過ぎとか23時前後くらいに父が持って帰ってきた折詰のお寿司をたまにほおばっていたことを思い出しました。

 

私は小2か小3の頃に、寿司屋で父が「この子のはわさび抜きで」と言われるのがカッコ悪いと思って、「わさび抜かなくていい。大丈夫」と言って、父と寿司屋の大将が「おぉー!」と盛り上がったことを記憶してますが、今思えば折詰のお寿司を食べる時に「ワサビ付きよ」と母に言われたけど、ワサビってこれくらいの感じだったら食べられると思ったのが最初だったような。

 

お腹一杯で食べられなかった食べ残しを食べているだけですが、たぶん時間的な感覚とかでお寿司に関する記憶がフラッシュバックしたのでしょう。

 

昭和だとよく酔っ払いの人が紐で結わえた折詰持っているイメージってありましたし、イメージだと「サザエさん」の波平さんとかが酔っ払って持っているイメージもありますが、昭和の頃は寿司屋と言えば周っていない方が普通で、回転寿司屋さんなんて都会でも私が20代の頃に乱立したくらいのイメージで、昭和の頃は珍しかったけど、最近はそこら中に回転寿司屋さんがありますから、寿司屋で飲んでもお土産にするお父さんも減ったのかもしれないですね。

 

私も飲みに行く場合は仕事終わりで飲み会に行き、二軒目くらいはしごしてカラオケして最終近い電車でお開きの場合が多いため、飲み会に行く前にお土産を買っておく場合がほとんどなので、持ち運びに適していて温度も関係ない有名店の和菓子や焼き菓子とかスイーツ系を選ぶ場合がほとんど。

 

やっぱり持って帰る時間とか考えると熱々が美味しい一品とかは持って帰りづらいし、冷えたのを温めたりするのが煩わしいだろうしと思って、例えばフルーツ大福とかどら焼きとかフィナンシェとかをよく選んでいる気がします。

 

そう考えると、やっぱりお寿司って温度も関係ないし、多少雑に扱っても詰まっているし、持ち変えればサッと食べられるしお土産に適していたんだと思いますね。

 

そんなことを思い出したり考えながら食べ残しのお寿司を食べた夜。