前回の【奈良県】八木町下ツ道(橿原市)の続き。
八木町の下ツ道をさらに南下すると、踏切に差し掛かります。
ちょうどJR桜井線の電車が通過していきます。
踏切を渡った先にも、出格子や虫籠窓を持った平入町家が並ぶ街並みが続いていきます。
ここの地番は「小房町」。
町並みとしては前回の「八木町」と大差がない。
「今井町」とは違って保存地区の対象にはなっていないこともあって、ガチな古い街並みを残している。
おふさ観音に到着。
正式には「高野山真言宗別格本山観音寺」というらしい。
毎年春と秋の咲き誇る時期には「バラまつり」が開催されるのだが、今春はコロナの影響で取りやめだという。
再び同じ道を戻り、桜井線の踏切へ。
踏切の近くに駅のホームが見える。
JR畝傍(うねび)駅は明治26年開業。
駅舎は昭和天皇の橿原神宮行幸に合わせて昭和15年に改築し、現在もその当時のままの外観を残している。
駅の中はだだっ広いだけで、人っ気がない。
それもそのはず、ここは無人駅で、電車も1時間に1本しか止まらない。
やはり地元民にとっての脚はJRよりも近鉄なのだ。
因みに、駅には皇室専用の貴賓室が残っているらしい。
で、ここから電車に乗って次へ......ではないんですね(笑)
ここから徒歩圏内に次の目的地「今井町」に向かいます......
(202005)