富山 鵜坂神社の尻打祭り 滑稽新聞 400
宮武外骨 滑稽新聞 スコブル
富山 鵜坂神社の尻打祭り
滑稽新聞 明治41年8月20日 第169号より
関係した男性の数だけ尻を打たれる!
こんな祭りがあったとは、尻ませんでした。
滑稽新聞 宮武外骨
富山の鵜坂神社には「鵜阪楉祭」という奇祭があったという。
別名を尻打祭と言い、神官が祝詞を述べるとき、
参詣の女性に関係した男の数を告げさせる。
嘘をつけば神罰が下ると思い、つい関係した男の数を話してしまう。
そしてその人数だけ榊の枝で尻を打たれるのだそうだ。
松尾芭蕉や宝井其角にも読まれた有名な祭りだったらしい。
郷愁倶楽部・郷愁のイラストレーション
富山 鵜坂神社の尻打祭り
右の女性は、四つ鍋をかぶっているやうです。なかなか。
滑稽新聞 宮武外骨
掲載誌:滑稽新聞 第169号 明治41年8月20日発行
滑稽新聞は、宮武 外骨(みやたけ がいこつ)が
明治34年(1901)に大阪で創刊した新聞。
新聞と言っても、月2回発行、A4くらいの大きさで、中綴じでした。
表紙には、「癇癪と色気」とあり、また、
天下独特の癇癪を経とし 色気を緯とす
過激にして愛嬌あり、威武に屈せず 富貴に淫せず
ユスリもやらず ハッタリもせずと、編集方針が書いてあります。
体制への反発だけでなく、遊び心のある、
スコブル面白い「新聞」です
wikipedia 鵜坂神社
富山県富山市婦中町鵜坂212
関連ページ