リトリート赤坂の会員様の大部分は東京以外からわざわざ来られる方です。

 

新幹線や飛行機、そして時間もサロン利用料も必要なので

出張施術のコストはとにかく高い。

でもそれでもお客様に請われて遠くから出張されて

そして活動を継続されている…

お客様からの信頼厚い施術者さんたちの特殊な事情をはかりつつ

わたしたちも活動しています。

 

いくつかのF.A.Q.がありますので

本日はここで少しご紹介してみますね…

 

A、他の方たち、料金設定はどんな感じにしているの?

B、お客様が想定外にゆっくりしてくださって(嬉しいのだけど)次の方とぶつかってしまう…

C、キャンセル料ってお伝えしにくい…キャンセル怖い…

D、上手なサロンの予約の取り方やタイミングってありますか?

 

…だいたいこんな感じのご相談が多いです。

以下に回答例を挙げてみます。

今回はまずAとB。

「料金設定」と「時間配分」

もちろん「これが正解」というのはないので、あくまでも「うまくオペレーションで来ている方の一例」としてお読みください。

 

■まず料金設定。

 

ずばり結論から言うと、通常の(地元での)コース料+出張費(+コース料金の50%)くらいを目安にしている方が多いです。

出張費は「移動時間の貴女の時給」+「交通費配分」+「サロンレンタルやそれに伴う労務」

などが掛っている事をさりげなくわかるようにしておくことがキャンセル防止にもつながりそうですね。

リトリートじゃなければ、これらに加え、ホテル代も掛ります。

…ちゃんと意識して頂ければ少し地元よりも割高の料金でも納得していただけるのでは?

 

但し、「何人もの接客の一部」と感じさせない工夫も必要。

 

料金設定は面白いもので

お客様が安いか高いかを判断しているように見えて

実は「これで適正」と感じるお客様をコチラ(という名の料金)が選んでいるのです。

 

全てのお客様に合う料金なんてない。

 

でも「お客様候補」の方の数が少ないと、どうしてもその方たちの価値観に照準を合わせてしまう事になるので

まずはあなた自身がファンをたくさん持ち

その中から貴女のお店が高いと思わないお客様を優先的にお迎え出来る環境を整えましょう。

 

料金設定は、そうすれば変に遠慮しなくて済む。

貴女のお店を安売りする必要はどこにもないのだから。

目線を下げると全てが下がってしまうのでそれだけは避けたいですね。

 

 

■お客様の滞在時間が長くて次の方への準備時間が確保できない…

…そんな悩みを寄せられる事が多いのは

レンタルサロン業者としては「くつろいでいただけてるんだ―」と

嬉しい事でもあるのですが

お客様たちは貴女に会え、そして施術を受ける事が出来て有頂天なので

時間なんて関係なくなってしまいますよね。

 

それは施術者冥利に尽きることでもあるのでぜいたくなお悩みですが

一日だいたいMAXでお客様3名程度が限界の個人サロンなので

タイムマネジメントはうまくできるようになっておきたいものです。

(怖がりの方※は、2時間のセッションなのに一日2予約しか入れない方もいます。)

※何を怖がるかというと クライアント様が遅刻なさったり、遮れない話題になって長引いたり、また早めに来てしまう方のために一時間前にはセッティングを済ませておかないとと考えられたり…さまざまなリスクを怖がって対策してしまうのです。でもリスクヘッジしてたらきりがないですよね~

また、「前回」のおしゃべりタイムが長かったりすると

次回もそれくらいゆっくりできるのかと思われたりしますから

後ろに予約のあるなしに関わらず

接客時間は毎回同じくらいにしておいた方がベターです。

 

具体的な対策も幾つかあります。

*フェイクコールの設定

携帯電話に「フェイクコール設定」が付いている場合は

「嘘電話」に出るふりをしてみる。

フェイクがない場合はアラームセットなどしてみる。(スヌーズにならないように注意)

 

*予めタイムテーブルを知ってもらう

「○○時くらいまではごゆっくりして頂けるのでくつろいで下さいね」など

逆にリミットを予め知らせてしまう。

 

目安としては「施術前カウンセリングやごあいさつ、プレティーで1時間(初対面の場合はもう少し)+施術時間+お茶お菓子おしゃべり1時間+お召し替えやメイク直し、御髪整え40分+お見送り10分+次の方のお迎え準備10分」で、だいたいお一人2時間施術で5時間は必要という事になります。

逆に盛り上がらなかったりお気に召していただけなかったりしたら

施術とお茶だけで早く終わりますがこれは絶対に避けたいパターン。

(お客様が急いでいたら別ですよ~)

 

最近はブログで知り合ったお客様をお受付されている方も多いようで

この場合はもう本当に初回が接客と実力発揮の一本勝負になりますから

絶対余裕をみられた方がよろしいかと思います。

 

「はじめまして」で時間が足りないのはたぶん最初だけ。

信頼関係が出来てきて、積もる話もひととおりこなしたら

お客様も「後ろの気配」を察して下さるようになりますから

一日3~4名様お入れしても大丈夫になるかと思います。

 

東京進出の第一歩を

場所をお貸しする私たちは

見守るだけでなく、可能な範囲ではありますが

精一杯サポートしますので

確実に貴女の可能性を現実のものにしていってくださいね。

 

次回は「キャンセル怖い症候群」と「予約の取り方とタイミング」についてお話します。

 

リトリート赤坂は

あなたの未来を大切に思っています。

百合は香りが強いのでいつもお花屋さんでは迷うのですが

やはりこの華やかさと清楚な雰囲気には負けてしまいます。

今週もお客様たちのお目を和ませてくれますように。

 

RetA