ダイヤペットのジャガー



こちらは大盛屋のジャガー

日本を代表するミニカーブランドはトミカですが2000年頃まではヨネザワのダイヤペットも双璧をなしていました。ミニカーと言えば、トミカでだけではなく、ミニカーと言えばダイヤペット なのでした。昭和44年生まれの私にとっては小さなミニカーはトミカ、大きなミニカーはダイヤペットのイメージです。

今回はダイヤペットの初期のお話です。大盛屋から金型を引き継いだのは有名で、最初に発売されたのはプリンスグロリアとされていますが、戦車が2種類、先に発売されていることはマニアには認識されています。品番で最初となる113番のニッサンのフェアレディの1stなどは大盛屋で開発されていたようで、大盛屋ブランドでは発売されていません。ニッサンシルビアも大盛屋時代の流れを持っているようです。
113番という中途半端な品番の由縁は正式には発売はされなかったものの、海外や、販売店向けにPRで配布されたとされる大盛屋からの車種がカウントされているからだそうです。今までにジャガーとリンカーンを見たことがありますがシトロエンや、ベンツ、クラウン、セドリックなどがあるのでしょう。大盛屋のジャガーが手元にあるので比較してみました。基本は変わらないようですが、ステアリングとホイールが異なります。また裏板の刻印がヨネザワは桜マークだけになります。大盛屋のジャガーはクラックが入ってしまった個体が多く、一説にはアンチモニーではなくダイキャストとされていますが、ヨネザワのジャガーの材質が何かは重量もほぼ同じで確認できませんでした。
時代がたちヨネザワの主要人物であった川端氏が亡くなってしまいもう少し詳しく聞いておけばと悔やんでおります。