廃倉庫

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最近、なにか変なんです




転校して二週間もたってないのに変もなにもあるかって?


だって変なのです!おかしいのはわかっているのですがあまりにもよくわからなくて……!


取り乱してすいません…
わかったから落ち着いて話せって?
なにかと話を聞いてくれる親友がいて僕は幸せです。

きもい、って……僕でも傷つくんですよ…


ああ!ごめんなさい!話すから、話しますから!


ほら、あの、私と同室になった彼。いるじゃないですか。


そうですね。彼はいわゆる不良。同室にならなかったなら一生関わらないタイプです。

それで、その…彼を見ていると何だか落ち着かないのです。



何でかって?それがわかんないんです!
でも心当たりがないと言えば嘘になります…


彼、いつも眉間にシワがよっているでしょう?
声も無駄に大きくて、偉そうでいつも夜遅くに帰ってきて物音が騒がしいんです。


…最初、おそらく互いにとうまくやっていく気はなかったんです。

彼のせいで夜中に目を覚まして寝不足の私と
満喫していた自由な一人部屋に行きなり入ってこられた彼。

顔を会わせる度に口喧嘩をしていました。

入って一週間ぐらいたった頃に、彼が自室ではなく共有の部屋のソファで寝ていたんです。

朝から嫌いな人の顔を見た私は当然、不快になりました。

不快になって思わず彼の寝ているソファを蹴ってしまったんです。

ええ。あの遅刻した日です。親指の爪はタンスにぶつけて割ったのではありません。そのときに割りました。


そして、予想外なことにその振動で彼が目を覚ましてしまったんです。


……まあ、覚まさない方がおかしいですね…


でもそのとき、そのときなんです!

彼がうっすら目を開けたとき
目があって、ごめんって…謝ってきたんです!

夢うつつの寝言かもしれないですけど、『いっつもごめん』って!

そのあとすぐまた眠ってしまったのですが、
気になってよくみてみると

寝ているときは眉にシワもよってなくて割りときれいな顔をしているなって、そんなことを思っていたら何だか体がふわっとして

そういえば口喧嘩はしても彼が私に手を上げたことは一度もないな、とか

さっきの声いつもと違って少し掠れてたな、とか

初日に私室の扉に張ってあったチョコレートは食べれない私への当て付けではなく彼なりの挨拶だったのかな、とか

他にもたくさん

頭が彼のことで一杯になっていって…

それで、気づいたら登校時間はとっくに過ぎていたのです。

どうしましょう…

最近は彼のことを考えるだけでドキドキしてしまって
まともに顔も見れないのです…

授業中も、考えるまいとすればするほど彼のことがちらついて勉強が手につかないのです…

どうしましょう、私は病気かもしれないです!


このよくわからないままでいるのは嫌だったので相談したのですが…って、なんでそんな驚いているんですか!?

え…こ、ここ、恋?
下心の恋ですか?魚ではなく!?


恋…………恋……私が、彼に…?


ふふっそんなわけがないじゃないですか。

笑わせないでくださいよ。

ふふっそんな真顔で言ったって信じませんよ。
男子校だからといって同性愛なんて成立するわけないじゃないですか

第一私は彼のことがあまり得意ではないと常々言っているでしょう?

ふふっいいですよ。私を笑わせようとしてくれたのでしょう?それにこれ以上同じネタを重ねるのは反って笑いを損ねますよ。


ふくくっ…ありがとうございます。話したら少し楽になりました

最近彼と顔を会わせることも多いので折りを見て話をした方がよいのかもしれませんね。

とりあえずもう遅いし、部屋に帰りましょう。

お休みなさい。