こんばんは。
俺は出かけるときにはいつもトイレを気にする。
トイレ事情を気にするに至った経緯があるのだ。
高校の頃、宿泊学習と称して会津磐梯山に半強制的に登らされた。
ロクに細かい説明もなく。
説明がなかったので、前日、民宿に泊まった我々が行った行為は・・・
トランプの大富豪であった。(笑
夜中の2時3時までやっていたのである。
次の日がどんな過酷な日になるとは知らずに。(^_^;)
翌日、天気は快晴。
絶好の登山日和だが、どの山をどれくらい登って、どれくらい歩くのかも説明のないまま。
ふらっとにわかで訪れた登山者風である。
最初は他のみんなも元気に登っていた。
俺も岩を飛びながら登って行ったものだ。
で、ひとしきり登った後、これで下って終わりだろ、と思ってたら、教師があり得ない方角を指さした。
今まで登ってきたところより高いところを指さしていた。
え?今からあそこ登るの???
だって今昼頃じゃん。
もう下ってよくね?
って思った。
その頃には、もうトイレに行きたくなっていたが、周りには何もない。
赤茶けた土だけだ。
まぁ、まだ我慢できるか。
今思えば、これが地獄の入り口だったのだ。(笑
その後、軽く昼食を取り、出発。
まだ元気の残っていた足取りも次第に重くなってくる。
だって、横を見ると雲があるのだ。
どれだけ登ってきたんだよ。(笑
しかも、ずっと登り。
道が下りにならない。
やっと下りになってきた頃には、どこかで立ちションでもしようかと画策していた。
が、この登山には女子も一緒だったのだ。(笑
さすがに、女子の前での堂々の放尿は憚られる。
次第に大きな岩に苔が生えているところを乗り越え、前日の雨でぬかるんだ道を歩き、湿地帯みたいなところに出た。
靴の中はぐちょぐちょ。
疲労もピークで、膀胱もピークだ。
誰もが「早く終わってくれ」と願っていたはず。
その頃には生徒同士の会話もなく、先生同士も不穏な(行く道に迷っているような)そぶり見せていた。
絶対にこいつら前調べしてないだろ!って誰もが思い始めたころ、下り道を少し行ったところでやっと迎えのバスが止まっている駐車場が見えてきた。
そこには、夢にまで見た公衆トイレがあったのだ。
皆、我先にと足早に下り、トイレに直行。
この時に、「ああ、みんな我慢してたんだなぁ」と思った。(笑
この時以来、行く先々でトイレの位置を確認するようになった。(笑
トイレの可否は生死を分けるからな。
マジで漏らすかと思ったぞ。(笑
未だにあの時の辛さは忘れない。(^_^;)